今年も行ってきました、
島唄フェスティバル。
去年同様、大島保克に新良幸人Withサンデーの出演ならば
何が何でも行くしかないね。
鹿児島市内での研修を5時で終え、鴨池港より垂水までフェリーに乗り、そこから鹿屋まで30分くらい
車を飛ばしたら着いたのは6時半。
ちょうど開場のときだ。
たくさんの行列。
“嗚呼、今回は後ろの席になっちゃうかな”
でも、鹿児島のお客さんは控えめなのか最前列が見事に開いていて
問題なく良い席をゲット!
アナウンスでも“前から詰めて座って下さい”って言っていたしね。
今回も奄美の唄者が数人出演。
トップバッターは昨年同様奄美の第一人者である築地俊造。
昨年は、アンコールでの「サイサイ節」のすさまじい三線プレイと
高く迫力ある歌声に圧倒された印象が残っている。
今回も、その迫力は健在。
奄美の唄を数曲聴いていて思ったのだが、節回しは完全に琉球音階ではなく
内地のものだ。三線の弾き方も
三味線のようなプレイが出てくるし。
何か、聞いていて、たまにテレビで見る民謡大会を思い出したのは気のせいか?
途中、三線を弾きながら小太鼓まで打っていくという、超ハイパープレイまで魅せてくれて
会場の盛り上がりもすごいものがあった。
2番目の方は、喜界島の女性唄者・川畑さおり。
チラシでの写真写りは、どことなくおばさんみたいだったが、
実物は若くて、美人だぞ!
小さいころから三線の稽古を重ね、数々の賞を受賞されているとのこと。
で、まだ短大卒業して数年しか経っていないらしい。
今は鹿児島市内で保育士をされているそうで、そのかたわら島唄の普及にも力を入れているそうだ。
風貌とは違って、歌声は太くたくましい。
三線のテクニックも築地さん同様三味線のような細かいフレーズを巧みに使っている。
でも、話す声は細く、かわいらしい。
「今でも機会があれば喜界島へ帰っていますし、帰りたいです」とのことであるが、鹿児島市内で公演活動も
しているそうなので、またどこかで会えて、あわよくばお知り合いにでもなりたいものだ。(笑)
3番目は徳之島の唄者・中島清彦。なんと苗字が俺と同じ(笑)。
(俺の苗字もばれちゃったね)
三線を始めたのは成人を過ぎてからとのことだが、現在は数々の賞を受賞し
三線教室も開いているとか。
中島さんは大舞台であるせいかしゃべりには多少緊張の色が見えたが、唄三線のプレイは
徳之島の荒々しさを表現したかのように、力強く、たくましい。
途中、琉球民謡の「口説」を披露してくれたが、
これは旋律は琉球の口説とほぼ似通っているものの、唄は沖永良部の数え歌のようで
“2番、…、3番…”と続いていくのが印象的。三線プレイは
奄美流の激しさになっていて、琉球から沖永良部・徳之島を通って
奄美大島へと唄が伝わるにつれ、旋律や三線プレイが変化しながら伝えられていった様子が伺え
大変興味深いものだった。
三人の奄美唄者のステージが終わったところで、休憩となった。