熊本で宮古か? 2
静かに夜を始めたつもりが、常連客の声でにぎやかな店内になってしまった。
常連客の話を黙って聞いていた。
島とうふを頼み食べる。
さっきラーメン食べたから進みが遅いな。
お腹をすかせてくればよかったな。
別室の女性客が帰り、多少静かになった。
自分と同じカウンターの端には中年の女性ふたり(失礼)が、
マスターや店員さんと盛り上がってる。
あの人が宮古出身の店長か?
その会話を聞いてうなずいていたら、マスターが自分を「認知」
したようで、声をかけてきた。
「お客さん初めてですよね? 熊本ですか?」
「いえ、鹿児島から来ました」
「お仕事で?」
「いえ、プライベートで。沖縄病ですので」
「そうですか? 鹿児島にも沖縄料理屋はあるのでは?」
「ありますけど雰囲気が全然…(だめ)。BGMも演歌ですし(呆)。その点この店はエイサー
が出迎えてくれてよいですね」
「三線やってるの?」
「はい、4年くらい」
そしたら、中年の女性客が「どうして鹿児島で三線?」
と声をかけてきた。
「僕の友人が昔石垣に住んでまして…(モネのことだが)。そいつの影響ですね」
「ここに三線あるし、何か唄ってくださいな」
予想通りの展開(?)になってきたな(笑)。
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