それでも宮古か? 多良間か? たらまー6

ポンコツ34@那覇

2007年09月11日 23:17

オリオン生を注文し誰もいないソファを独り占め。
店内はけっこう広い。島思いの3倍はありそうだ。
中年の男性をステージの真ん中に立たせ、「19の春」を演奏している。
三線も太鼓も、ラフな弾き方が、余裕を感じさせる。
店が広いから音も良いね。
中年の男性の歌が終わった。
太鼓の女性が「そこのお兄さん、歌いませんか?」とステージから呼びかけている。
嗚呼、俺のことか…。
歌うことに異存はない。ステージに向かう。
ステージと客席は20センチくらい段差がある。
上がろうとしたら、「あっ! そこでサンダル脱いで!」と三線奏者に注意され凹む始末。
「お兄さん、何か歌いますか?」
「じゃあ、島唄で」
「ああ、とてもすばらしい選曲だわ。ね、お兄さん。せっかくだから衣装を着ましょうか? 雰囲気が出ますよ」
「わかりました」
太鼓女性がステージの隅のハンガーにかかっている衣装を出してくれた。
「あら? とっても似合うじゃない」
三線奏者は歌持ちを弾き始めた。
さて、今日も「ライブ」だな。
「でいごの花が咲き 風を呼び…」とマイク片手に熱唱。
自分で言うのもなんだけど、熱傷しそうなくらい楽しく歌ったよ。
お客さんは少なかったけど。
でも、中年男性と一緒の人たちが一緒に歌って、しかもカチャーシーまでやる人も出て
実に良いものだ。
歌い終わった。「お兄さん、ステージ慣れしてるね。結構やってるでしょ?」
「ええ、カラオケ大好きなので」
三線やってますから…、とはなんとなく言いたくなかった。
ひとりの観光客として今日は楽しみたい。
自分の後、別の男性が交互にステージに立ち、歌う。
それが30分くらい続いたかな?
この店は、わりとお客さんを歌わせる傾向のようだ。
それも良いね。でも、ほんとはもっと本場の民謡を聞きたい気もするね。
ソファでひたすら飲む。カウンターには、ガタイの良い外国人がいつの間にか来ている。
米軍だろうか? 常連客のようで、泡盛のボトルをキープしているようだ。
ライブは休憩になり、太鼓の女性がこっちへやってきた。

関連記事