名護でなごむか? 3
ちびりちびりオリオンを数杯飲む。
オリオンでは物足りなくなって、シークァーサーサワーも
追加する。
女性店員が「甘口ですけど、ついつい進むから気をつけてくださいね」と
声をかけてくれた。
飲んだくれに見えたのだろうか?
せっかく来たので今日は多少お金を奮発しても良いだろう。
その、あの、アグーを食べてみようかね?
10分くらいして、その、あの、アグーが運ばれてきた。
「ぜひ食べてみてください。さっぱりして食べやすいですよ」と
女性店員が“解説”してくれる。
一口食べてみよう。うん、美味しいな。美味しいな。
食べたり飲んだりして、珍しく小説読んだりしながら時間を潰す。
俺の後、誰もお客さんが来ない。
店員さんも退屈なのか、俺にいろいろ話しかけてくるね。
フリーペーパーを持ってるからか、俺が沖縄ビギナーだと思ったようだ。
「どちらからいらしたのですか?」
「九州です」
ここで止まれば良いのだが、「九州はどちら?」
ここで濁せば良いのだが、俺は自分に嘘が付けないね。
「鹿児島です(苦笑)」
「それははるばる鹿児島からようこそ! いやめんそーれですね」
特に勘ぐることもなく終わった。
さて、次の店に行こうか? まあ、ワンパターンだけどね。
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