語やびら島唄リポート 1

ポンコツ34@那覇

2011年05月22日 17:32

5月19日の夕方から【竹中労を偲ぶ会 語やびら島唄】というイベントを観に行った。
これは、竹中労さんという沖縄民謡を内地に広めたジャーナリストの追悼イベントで、
お恥ずかしい話、私は竹中さんという名前を初めて聞いたのであるが、
多数の豪華豪快唄者が出演するとのことで、事前に島思いでチケットを
買っておいたのだ。

会場の琉球新報ホールは我が滞在先から1分の近さ。
開場前に行ったら大行列だ。そのせいか、予定時刻より早く開場となった。
会場のホールは一階フロアにテーブルとパイプいすが用意され
ホール中段からはひな壇で見やすい作りだ。
僕は沖縄友達が誰もいないので(泣)、ひな壇に腰かけた。
ホールなのに、飲食は自由で、みんなビールに泡盛・たこ焼きとかを買ってきては
食ったり飲んだりしている。
ライブハウスなら話がわかるが…、いかにも沖縄らしい光景だな。
注意書きでは【写真撮影禁止・携帯禁止】となっていたが、ずっとライブを観ていたけど
みんな好き勝手にやっているよ(呆)。で、誰も注意もしない。
だったら俺もやればよかった…、って言ったらだめだな。

トップバッターは八重山民謡の巨匠・大工哲弘(敬称は略します)。
かりゆしウェアにスラックスのスタイルで、実にわかわかしくかっこよく着こなしている。
「今日は竹中先生の命日です。今こうして沖縄の民謡界が隆盛を極めているのは、先生のおかげなのです。
今日の出演順は、先生に迷惑をかけた順番です」と言っては会場を笑わせる。
司会者は付くのかと思ったが、誰も付かない。大工さんが司会を兼ねるのだろうか?
とも思ったが、自分で解説をし、マイクのセッティングもし、大変そうだ。
八重山民謡がメインの選曲。「与那国しょんかね」は絶品だったね。

次は、男女のペアが出てきた。饒辺愛子と大男の嘉手刈林次。
夫婦かと思っていたがまったくの他人だ。
まだまだ自分は、沖縄民謡界を知らないね。勉強あるのみだ。
嘉手刈さんは、父親はあの嘉手刈林昌とのこと。言われてみれば似ている。
歌の途中で、饒辺さんは客席に降りてきてお客さんにマイクを向けて
歌わせる。マイクを向けられた人がみんな歌のうまいこと!
沖縄の人にしっかり民謡は根付いているんだなって感心。
タイトルのわかる民謡は「西武門節」くらいだったしね。
で、俺にマイクを向けられたらどうしようと思ったけど、そんな心配は杞憂だった。

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