2006年那覇へ…30

ポンコツ34@那覇

2006年03月15日 19:38

休憩時間はゆんたくタイム。加奈子さんと一緒に唄三線を披露していた中年のオヤジ(失礼)が話し掛けてくれた。
「お客さんは鹿児島から来たのね。ようこそ! 私は普段は職人をしていて週何回かは出演しているんだ」
「すごい、かっこいいですね。唄者と職人なのですね」
くっちゃべっていたら、第二回目のライブが始まった。
またまた早弾きのオンパレード。お約束のとおりカチャーシーに
引っ張り出され(呆)、踊る羽目に。
「さて、ここからお客さんに歌ってもらいましょ。鹿児島のお兄さん(私のこと)も後で歌ってね」とMCで加奈子さんが言っている。
会社の新年会の若い男の人が、マイク片手に「黄金の花」を歌っている。
泡盛も身体に回り、何かしみじみしてしまった。
「黄金の花はいつか散る…」
身に詰まる歌詞だ。ふと、ここ数年自分に起こった出来事を思い出してしまう。
俺の恋人は借金まみれになって
自己破産をした。いや、俺がそうさせた。
それしか救える方法はなかったって、思っている。
それからは、破局を迎えるしかなかった。結婚しようって言っていたのに。
唯一無二のプロポーズだったのに。
ほんと、あの娘は黄金でその眼を汚してしまった。
そして、黄金の花は散ったんだね…。
新年会のグループは歌を歌い終わったら、店が狭くて窮屈なせいか、
帰ってしまった(苦笑)。
でも、この日の店は大盛況。いれかわり立ち代りお客さんがやってくる。
ウチナンチュが多いみたいで、観光客は俺だけのようだ。
カウンターも俺の隣には常連客が座っている。
客は酔った勢いで俺に言う。「沖縄人も独特だけど、鹿児島人も変わっているよね。ほら、明治のころは、密偵を炙り出す為に言葉変えちゃった県民だからな(爆)」
それは、西郷さんの西南戦争時代のことを言ってるのだろう。失礼なことを言うが、まあ、いいや。
ライブは第三部へ突入。次から次へと早弾きが出てくるね。
またカチャーシーだ(笑)。
ほどよく酔った。ホテルへ帰ろう。
背中のキレイなネーネーには会えなかったね。
去年撮った写真、渡すわけにも行かないし、持って帰ろ。おやすみなさい。

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