記念館を出てから再びモネの運転でドライブした。
石垣島で一番の景勝地といえば、やっぱり川平湾であろう。
七色に変化する海は感動モノとのことである。
モネにリクエストをしてを走らせた。
5分くらいで着くものと思っていたが、思ったより島は面積が広い。
『川平20キロ』なんて道路標識がある。
「けっこう時間かかるんなあ…」でもその分景色を楽しめるか。
数分走ると市街地から抜け、辺りはさとうきび畑になった。
立て続けの台風の影響か、さとうきびの倒壊が目立つ。
(2004年は台風の当り年でしたね)
収穫は12月ごろがメインらしいが、大丈夫だろうか?
そのうち、辺りはさとうきび畑から牛がのどかに寝そべる牧場になったり、
山や峠を越えたりして、七色とまではいかないが七変化の島の表情が楽しめた。
もちろん、沖縄赤瓦の住宅も見える。
でも、コンクリート住宅が多いね。潮風のせいだろうかね?
川平湾の入口に到着した。
しかし観光地のわりには道路が狭く、駐車場も充分ではない。
なかなか駐車場の空きが出ず、時間をロス。
一台空いたと思ったら、別の車とバッティングしたりで(苦笑)。
まあ、停めることが出来た。
砂浜まで歩いた。思ったより人は少ない。これがモネではなく女だったらもっと良かったのだが…。
海はまるで水道水のように透明だった。「ほんとうに海かよ! これは」
水をなめてみた。塩水だった。やはり、海だ(;゚-゚)
「いやあ、これがほんとの海だ。俺が今まで見てきた海は、海ではなかった…」
ひとり感慨にふけっているとモネが言った。
「ポンコツちゃん、これくらいで感動してたら宮古島の海はもっときれいだよ! それに石垣島も20年前に比べたら、海は汚れたって地元の人は言っているよ」
そうなのか? これで汚れているのか?
確かに基準を変えればそうなのだろうなあ…。
やっぱり東京で生まれ育った俺には、本当の海の色を知らなかったということだなあ。