また多良間か? たらまー13

ポンコツ34@那覇

2006年09月16日 18:13

師匠は「今すぐ迎えに行くから待っていなさい」と言って電話を切った。
400円の有償バスでも良かったのだが…。
15分くらいして、ターミナルの外へ出たら、紺色の軽自動車がやってきた。
“どうやら奥さんが迎えに来てくれたんだな”
予想通り奥さんが迎えにきてくれた。助手席には地元の人が乗っている。
「ポンコツ君、明日じゃなかったの? 今日は何も準備してないから、今日だけは宿に泊まって。明日からは家で良いから」
車に荷物を積んで出発。
あまり大きな声で言えないが(笑)、車は酒臭い。ダッシュボードにはアルコールが置いてあり、
ふたりともまともではない(爆)。
「運転変わりましょうか?」
「大丈夫よ、ポンコツ君。今日はね、ふたりでずっと飲んでいたの」
オイオイ…(呆)。
奥さんは途中携帯をかけ、俺が泊まる宿を予約してくれた。
その宿へ向かっているらしい。
そのかたわら、たぶん自宅だろうが、「ポンコツ君が来てるから、ビールを冷蔵庫に冷やしておいてちょうだいね」
とか「私はポンコツ君と飲んでカラオケに行くから、勝手にやりなさい」とか言っている。
自分は、いつもなら多良間の風景をじっくり眺めながら市街地へ向かうはずが、命の心配をしなくちゃいけない有様に(笑)。
“今回のツアーは何かただでは終わらないだろうなあ…”と感じ始めていた。
「今ね、まりかの母親、私の二番目の娘が里帰りしてるのよ。その子に電話してたの」
宿に着いた。今回はいつもの夢パティオではなく、あだんという、前にもこのブログで紹介したが、建設現場の仮設住宅のような建物が特徴の宿泊施設であった。
酒に酔った奥さんがフロントの女性に「この人はとりあえず今日泊めてください。明日以降はまた考えます」と言っていたが
フロントは「前金ですので、はっきりさせてください」とのこと。
「お姉さん、泊まるのは俺ですから月曜日までお願いします。先に三泊分払います」
「わかりました。キャンセルのときは、戻しますので」
とのことで、部屋を確保。
「ポンコツ君、早く部屋に荷物を置いてきて! 飲むよ!」
ハイテンションの奥さんにせかされ、荷物を置いて再び車へ。
少し走ってから、同乗者の女性を下ろし、「じゃあ、またあとでポンコツ君と歌いにくるから!」と言っている。
「あの人はお店やってるのよ。今から店の準備だから先に私たちは行きましょう」
奥さんのハイテンションに圧倒されつつ、師匠の「マンション」へ到着した。
奥さん(ここからは美和子ママと言う)はマンションには上がらず携帯で誰かを呼びつけている。
すると一分ほどで、女の子が降りてきた。
あっ、ゆまちゃんだ!
「はい、これ」と言ってゆまちゃんが手渡したのはビールだった。(笑)
「この人誰だかわかる?」
「うん、わかるよ。ポンコツさん、こんにちは」
「ゆまちゃん、今日から学校かい?」
「そうだよ」
「ゆまちゃん、これはおみやげだ。食べてね」
さっきミスドで買ったドーナツを手渡した。
黒い顔だが(笑)、制服の白いブラウスがまぶしい。
ゆま、心なしかきれいになったんじゃないか?
美和子ママの車は再び走り出す。
パティオの前を通り過ぎ、どうやら海岸へ向かうらしい。
多良間しゅんかにの銅像を通り過ぎ、海浜公園に着いた。
ここは、一年前にモネに連れられてきた場所だなあ…、もう一年経つのか…。

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