多良間に居るのか? たらまー36

ポンコツ34@那覇

2010年08月29日 08:49

師匠が食事をしている間、「家庭和合」や「我んたが島」を何度も歌う。
歌いながら工工四を確認し、声楽譜と一致していないところをチェック。
こうやって歌ってるといかに普段惰性で稽古してるかがわかるなあ。
進歩がないことだけがわかるな。
ほんと、中期いや長期の休暇とか、または休職、退職? 移住? 何かの形で
たっぷり稽古する時間がほしいなあ。
そんなことを思っていると携帯が鳴った。職場からだった。
本店の同僚からで、新しい案件の相談だった。
しかし同僚は普段から会話が長い。すぐ切りたいのだが…。
会話をしているうちに師匠も戻ってきた。
師匠は黙って俺の前に座って待っている。
会話がなかなか終わらない。
自分はたまりかねて「今稽古中だからまた後にしてほしい」と言って切った。
師匠がややイラダチながら言った。
「ポンコツ君、君は有給休暇を取ってきているんだろ? 貴重な時間を何だ! 君の(職場の)人間は」
「そうですね。すみませんでした。電源を切ります」
「そうしなさい。では、新しい曲をやろう。出来るところまで付いてきなさい」
師匠はめずらしく工工四見ながら指定したのは、難関の「興那武岳金兄小」であった。
「この曲は宮古民謡の発音の勉強になる。まずただしく発音できる人間は本島にはいない。
本当だ(笑)。三線も早いからね。モネ君はがんばってマスターしてるよ。
ポンコツ君も後に続きなさい!」
「興那武岳金兄小」かあ…、この曲までやっと稽古できるのかと嬉しい反面、もちろん、
こんなのできるわけないよ…ってな思いが交錯しているなあ。がんばるか!

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