また多良間か? たらまー17

ポンコツ34@那覇

2006年09月23日 09:14

本田さんは、ダイビングショップで借りたチャリンコを返しに行くとのことであったので、
自分は本田さんと別れ、先に食事をとった。
食事を終え、部屋にこもっていたら、渡嘉敷師匠(仮名)から電話が来た。
「ポンコツ君、無事宿に着いたかね。夕飯は食べたかね。今から飲みましょう。迎えに行きます。宿の前で待っていなさい。三線も持ってきなさい」
ようやく師匠との再会だな。
美和子ママの運転で(呆)、師匠がやってきた。
「師匠、ご無沙汰してます。今日から3日間よろしくお願いします」
「ポンコツ君、多良間島へようこそ! 私は明日来るものだと思ってました」
車に乗る。30秒くらいで、目的地に到着。
「ジョーズ」という多良間島唯一のダイビングショップだ。
「俺は部外者ですけど良いのですかね?」
「そんなこと気にしないの。さあ、入って飲みましょう」
美和子ママに連れられ、店に入った。
店にはスタッフが数名とダイブ客が5,6名居る。さっきの美人ママ本田さんも
リラックスしてソファに座っていた。
店のオーナーが生ビールを注いでくれた。
とりあえず乾杯だ!
師匠も奥さんは店のスタッフとも知り合いのようで、(狭い島だから、みんな知り合いだ…、とモネは言うだろうが)
すでに会話が弾んでいる。
「みんな、どういう関係かわからないけど、自己紹介しましょう」
みんなの会話に耳を傾けていた。
本田さん始め、内地からダイブに来た人が多いようだが、宮古島の若いギャルもダイブ目的で来ている。
聞けば多良間島の海のほうが透明度が高い、海が荒らされていないとかいった理由があるようだ。
自分は三線と畑手伝い目的で多良間島に来たと言ったら、みんな不思議そうにしていた。
三線で、多良間に来るというのは、確かに変人かもしれない。(爆)
「では、ここからは沖縄の民謡を聴いていただきましょう。ポンコツ君、君が先に歌いなさい」
師匠の指名? で自分は三線を取り出した。
「つたない演奏ですが、みんなの知っている歌を…」
「童神」をなんとか歌った。みんな喜んでくれているようだ。
店のボスは「渡嘉敷さん、良い弟子持ってるね」とほめてくれた。
自分は「前座」を終え、師匠に三線を手渡した。
師匠が歌い始めた。「豊年の歌早弾き」だ。
ダイブに来ていたネーネーに三板を持たせ、気持ちよさそうに歌っている。
このネーネーは初めて三板を鳴らしたと言ってたけど、センスが良いのか、カタッ、カタッときれいに音を鳴らしている。
「次は宮古民謡って言ったらクイチャーだね。ここに宮古関係の美女が数人いますから、踊ってもらいながら歌を歌いましょう」
宮古島から来ているネーネーと、店のスタッフ、そして美和子ママが指名され、師匠の「漲水ぬクイチャー」が始まった。
店全体がノリノリで、大いに盛り上がった。師匠の唄三線に合わせて、クイチャーガールズ(?)が鳴れた手つきで踊っている。
師匠もやってて気分が良いのか、「イヤササ!」と囃子を絶叫している。
過去の稽古では、厳格な師匠の唄三線しか見てこなかった自分は、師匠のエンターティナーの一面が見られたことにおおいに感激し、「うん、やっぱ師匠だ。俺はとうていかなわないな…」ってな気持ちになっていた。
明日からは畑仕事だ。きっちりやろう。おやすみなさい。


尚、ダイビングショップのサイトで、この日の様子がアップされています。(日記のコーナー)
師匠が歌っている画像が公開されています。ソファにもたれかかっている後姿が俺。
画像が多少不鮮明ですが、まあ良いや。(笑)
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