鹿児島にモネが来た…4 薩摩金山蔵
いちき串木野市にある薩摩金山蔵は、JR串木野駅からだと車で5分かかるかかからないかの距離だが、歩くのは厳しい。
その昔、ここは「ゴールドパーク」という金鉱をテーマにしたテーマパークであったのだが、
閑古鳥が鳴く現状が改善されず、閉鎖になったのを、今般鹿児島県内の某焼酎メーカーが
リニューアルして、その名も薩摩金山蔵としてオープンされたそうである。
結構観光客も多いようだ。この日も自家用車がそれなりに停まっていたし、
県外ナンバーも目だった。
「ポンコツ、まだ揺れてるぜ!」とモネは言っている。
入場料を払おうとしたが、入場そのものは無料らしい。
建物に入る。館内は食事処や温泉、お土産売り場とかがあって、それなりに老若男女が居るねえ。
トロッコがあるようで、それに乗れば地下数百メートルに存在する鉱山跡に行けるらしい。
「モネ、トロッコに乗らないか?」
チケットを買ってきた。「いくらだった?」
「700円だ」
「けっこう高いなあ」
モネは有料のものには結構シビアなようであるが、今回は俺が出すからということで納得させた。
トロッコは30分に1本の割合で運行しているようで、鉄道オタクの俺は、早く乗りたい気分である。
入場門には数人集まってきて、門が開いた。
廊下を歩き、トロッコ乗り場に着いた。思ったより立派なホームがある。
トロッコは既にホームで俺たちを待っていた。
思ったより立派な車両である。
さあ、地下へ行こうかね。
ん? ひょっとしてもう太陽の光は浴びることなく終わるのか?
不安が若干もたげてきたが、まあ良いや。
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