門司で歌ったか? 最終回

ポンコツ34@那覇

2009年09月23日 07:39

「ポンコツさん、お見事です。さすが宮古ですなあ」
と岩沢さんが感心している。
同じテーブルの男の人が「岩沢さんとどういった関係?」と聞かれたので
「那覇の島思いで、偶然隣通しになったんです。私のことを“鹿児島のポンコツですか?”
って声かけてくれて…」
「あのときは、ブログの作者がまさか隣にいるとはねえ…って思っていたけど、何か話聞いてれば
宮古だ、鹿児島だ多良間だって言ってるし」
「そうでしたね。それから今回の門司の店を紹介してもらったんです。福岡に来る機会があれば飲みましょうってね」
「そうでしたか、ではポンコツさんとやら、もう1曲。そうだ、この人(俺よりやや年下(失礼)の女性(なかなか美人だった)
)と一緒に何か歌ってな」(三重かっこで読みにくいね)
「えっ、ドキドキしちゃうな。じゃあ“19の春”にしましょうか?」
「そうですね」とその俺よりやや年下(失礼)の女性(なかなか美人だった)が答える。
彼女に三線を弾いてもらって、ふたりでデュエットだ。
「♪私があなたに ほれたのは…」
酔っているせいもあるが、自分たちの声にも酔ってしまったな。

時計は12時を回った。
隣のテーブルに居た人たちも徐々に撤収し、自分と岩沢さんと、白髪の年配の男性
が残った。
この白髪の男性は民謡の師範とのこと。恐れ多くもこんなすごい人の前で歌ったんだな。
さっき、1曲だけ貫禄の唄三線を披露してくれた。
「いちまでぃん いちまでぃん…」あれ? どこかで聴いた唄だな?
嗚呼、のーりーこと金城師匠の「いちまでぃん」だったな。
酔っているせいもあるけど、酔ってなくても胸に染みるね。

「ポンコツさん、そろそろ帰りましょ。また福岡に来る機会があれば、門司にも寄ってください」
「はい、今日は遅い時間から付き合ってくれてありがとうございました。次回はもっと早い時間から来ます(苦笑)。
あの白髪の男性は帰らないんですか?」
「嗚呼、師匠はここに泊まっていくのさ。明日はここで稽古があるからね」
「店で三線教室やってるのですね。鹿児島にもあればよいのに…」
結局、岩沢さんには、飲み代にタクシー代まで全部出していただいた。
お金持ちなのだろうが、でも申し訳ない気分だな。
まあ、次回那覇で再会したら“接待”しよう。ではおやすみなさい。


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