三線ライフ、宴会で歌った

ポンコツ34@那覇

2007年07月08日 20:15

昨日は、仕事の関係で唄三線をした。
自分は、地元のJAで働いているけど、地域の運営委員さんの方々と
私たちJA職員との親睦会が行われて、まあ、そこで歌えという「命令」が出たのだ。
というか、自分が歌いたい! って売り込んだんだけど(笑)。

まあ、こういった場はすでに宴会になっていて、みんな焼酎飲んでは会話に花が咲いているから
だれも唄なんで聞いてないのよね。
マイクだって用意されてるわけじゃないし。
100人前に「生音」はけっこうきついね。
衣装に着替えて、唄うとするか。

セットリストは、
「すべての人の心に花を、豊年の歌、豊年の歌(早弾き)、竹富島で会いましょう、
かたみ節」だったね。

唄っても唄っても拍手すらない。みんな飲んでおしゃべりに夢中になっているからね。
自分もろくにMCをせず、意地になって唄い続けた。
かたみ節を唄い終えてステージを後にした。

すると、初老の男性が「君、こっちへ来なさい!」と言って手招きする。
その男性のそばへ行った。
「僕は、君の三線を聞いてたぞ! 僕は奄美に10年間住んでいたからなんか、懐かしかったよ。
最初に唄った“花”も大好きな歌でねー。良かったよ。まあ、焼酎飲みなさい」
進められるまま焼酎を飲んだ。初老の男性はいろいろ声をかけてくれる。
「いやあ、鹿児島の本土で三線を聞くとはねえ。JAにはこんな人が居るのか? 一芸は身を助けるよ。がんばりなさい」
「ありがとうございます」
その初老の男性の言葉が聞けただけで、この場で歌って良かった…って思えた。
「今日は、ご主人とお会いできて、こうやって会話できたことがうれしいです。この場で一曲歌わせてください」
と言って、「子守節」「安波節」を歌った。
しまいには「とうがにあやぐ」までやってしまった…。(師匠が何て言うかな…)
「いいですか? こうやって歌っていれば見ている人はきっと見てるよ。いつか良いこともあるさ。さっきの歌じゃないけど
いつの日か花が咲くはずだよ。今日は、JAのこの場に出て良かったよ…」

自分のほうこそ、腐らずに(?)歌って良かったです。

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