それでも宮古か? 多良間か? たらまー18
船内にマリカと入る。
客室は思ったよりきれいだ。
あとから知ったのだが、このフェリーは今年新しく購入した新造船とのことだ。
どおりでね。
フェリーが平良港を出港する。
夢はもう帰ったようだ。多良間の師匠に電話をしたが、電話には出なかった。
もう畑だろうか? まあ、良いや。
フェリーはけっこうお客さんが多い。
テレビカメラや音声を拾う業務用のマイクを持っているスタッフのような人が居る。
それにそれをとりまくように、業界関係? のような男女が数十人も居る。
ロケでもあるのだろうか?
展望デッキもお客さんで満杯だ。
マリカちゃんは、客席にお友達?が居たようで、一緒に遊んでいる。
(また、この女の子が無茶苦茶かわいい娘だったなあ…)
安心して景色を楽しもうか。
フェリーは伊良部島の方向へ進んでいるようで、島が近くに見えてきた。
“嗚呼、これが伊良部島かあ”
今まで意識したことのなかった伊良部島を始めて意識した。
次回はあの島へ渡ってみようか? 手に取るほど近くみえるあの島へ。
けっこうこの島は海抜が高いのかな、島が隆起しているように見えるね。
横に長く、広く感じる。
青い海と緑の島との、コントラストが強烈だ。
海面にはとびうおの姿が…。
やがて伊良部島も遠くなり、はるか海のかなたには別の島が見えてきた。
水納島、そして多良間の島影だ。
いつもは飛行機であっという間に着く多良間だが、フェリーで時間をかけて
ゆっくり来るのも良いねえ。
今日は波も穏やかで揺れもほとんどなく快適だ。
島の製糖工場の煙突も見えてきた。
多良間へ来たんだな、たらまー!
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