それでも宮古か? 多良間か? たらまー23

ポンコツ34@那覇

2007年10月03日 20:20

宿まで送ってもらって、夕飯を食べる。
食べていたら携帯が鳴った。
「ポンコツ君、食べ終わったらマンションに来てほしい。実は私は、今日開店のスナックへ顔を出さないといけない。
マリカが一人でお留守番なんだ。すまないが、早めに来てほしい。玄関は開けておくから」
急いで食事を終え、マンションへ向かう。
玄関は開いていたので勝手に入る。
マリカは世界陸上を見ていた。
一緒にテレビを見よう。
マリカは、人見知りするのか、俺とは会話しない。
独り言をブツブツ言っている。
っていうか、たぶん俺が誰だかわからないだろう。
「マリカ? ごはん食べたか?」
返事はないが、テーブルには数品おかずが乗っていたし、箸も置いてあるから食べたことにしよう。
9時になった。
今日は山下清の特番があるのでチャンネルを変えた。
マリカが嫌がるかな…って思ったけど、マリカのフィーリングに合ったのだろうか?
楽しそうに見ている。
お互いに目を合わせたりしてね。
10時ごろ、師匠が戻ってきた。
「ポンコツ君、留守番ありがとう。庭で飲みましょう。マリカもおいで」
師匠と自分は庭で飲み始めたが、マリカは山下清に夢中で庭には来ない。
師匠が「マリカ? 何してるの?」と言っても一向に効き目はない。
しばらく二人で飲んでいた。
「ポンコツ君、カラオケに行くか」

山下清に夢中で嫌がるマリカを無理やり連れ出しとなりのカラオケ屋へ。
半年前にも行った店だ。
「あら? また多良間に来たのね」
ママも俺を覚えていたようだ。
「お客さん誰も居ないから、好きなように歌ってね」
ほんとだ、確かに誰も居ない。
ここでも師匠と酒を飲む。
「ポンコツ君、何か歌いなさい」
ファムレウタ(うーん、名曲だよ)と、黄金の花を歌った。
「ポンコツ君、君はうまくなったね。誰の歌だい?」
師匠は、いわゆる沖縄ポップスはほとんど知らないようだ。
「では、私も歌おう。ポンコツ君、伊良部とーがにを選曲しなさい」
師匠がカラオケで宮古民謡屈指の名曲・伊良部とーがにを歌う。
でも、なんか雰囲気がイマイチだな。
やっぱ三線での弾き語りがベストだな。
「カラオケだと難しいね」と師匠もぼやいている。
「ポンコツ君、明日は一日たっぷり畑がある。今日はもう寝よう」
ってなわけで、多良間の初日が終わった。おやすみなさい。

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