六線か?
八重山巡りから宮古経由で鹿児島へ戻る途中のこと。
宮古からの乗り継ぎをすると、那覇の国際通りでひまを潰すのが、ツアーのパターンだね。
楽器屋で三線を眺めるのが好きなんだ。
でも、今回は弾いてしまったよ、三線を。
いや、六線をね。
六線の前でじっと眺めていたら、沖縄顔の店員さんが、
「お客さん、手に持ってみてください。弾いて良いですよ」と声をかけてくれた。
恥めて持つ六線、ずしりと重い。
棹が2本あるから当然なのだが。
椅子に座って、弾いてみよう。
絃を弾く。
「おお、12弦ギターの音色みたい。すごく良い音ですね」
「そうでしょう? これは奄美の絃と通常の絃とを組み合わせているのです」
「12弦ギターと同じですね。オクターブ違いなんですね」
六線を弾く。弾くのはポンコツ君の定番「豊年の歌早弾き」だ。
「お客さん、宮古ですね。うまいですね」
「あっ、宮古やってますが、家は九州ですよ」
「えっ、そうなんですか? 声だけ聞いていると沖縄人と変わりないですね」
社交辞令もあるだろうが、そう言ってもらえるレベルになったのかな?
嬉しいね。
カンカラ三線も弾かせてもらった。こちらは、音が伸びないからペンペンするけど
この貧乏臭い(?)音も良いね。
今度予算を組んで、どっちか買うとしよう。
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