多良間経由宮古でコンクールか? たらまー6
師匠の“マンション”からチャリを借りて走る。
多良間小学校の校庭を通りすぎると、
「あっ、さっきのおじさんだ! おじさん自転車乗ってどこいくの?」
と図書館で読書のじゃまをした女の子が声をかけてきた。
「おじさんは海へ行くんだよ」
ほんとかわいい子だな。この子に限らず多良間っ子はみんな元気で素直で愛想が良い。
昨今の世情から“知らない人にはあいさつしてはいけません。声かけられても無視しなさい”
という教育がはびこっているが、ここ多良間ではそんなことはない。
犯罪のない安全な島だからだろうか?
海までの道はすぐわかる。何度も来ているからな(笑)。
まあ、ずっと北を目指せばよいだけのことだが。
海浜公園に着いた。観光客は誰も居ない。
多良間島では明日あさってが“スプトゥナカ”だったっけ?
神様への祈りの行事が行われるので、その準備のテントが
誰も歩かない歩道に(笑)設置されていた。
良く見ると、色黒の海人が寝ている。
泡盛でも飲んだのだろう。瓶が転がってる。
夕方6時くらいでも西日はまだまだ強烈で汗が噴出してくる。
太陽はまだまだ沈まない。
静かに海を眺めよう。
“明日は稽古か、あさってはコンクール本番だな。大丈夫かな?”
心配ばかりが頭をもたげるポンコツ君なのであった…。
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