多良間経由宮古でコンクールか? たらまー9

ポンコツ34@那覇

2008年07月12日 09:33

サムデイさんは厨房でせっせと自分たちのために食事なりつまみを作ってはテーブルへ持って
きて、また厨房に入っては料理をするで、何か申し訳ない気分だ。
香田晋似の壺川さんがぶっきらぼうに声をかけてきた。
「渡嘉敷さん(師匠のこと)とは何で知り合ったサー」
「はい、昔友人が多良間に居まして…」
「最近多良間もね、けっこう芸能人やら取材が増えたサー」
「田舎に泊まろうもありましたしね」
「今日はNHKが多良間に取材に来た番組を録画してあるから、それを見ましょう。ハイビジョンで放送された」
師匠が口を挟む。
「そうだな。この番組には私も壺川さん夫妻も出ている」
厨房のサムデイさんが「あの番組で私バカやってるから、流さんといて!」
と叫んでる。


テレビを観よう。この番組は今年の2月ごろ? 放送されたそうだが、今日本一出生率の高い
多良間島のあるがままの様子を記録した番組といってよい。
子供たちの日常、伝統行事を受け継いでいく姿、海人の漁の様子が紹介されている。
場面は変わって、師匠が三線弾いている場面だ。ここで三線にあわせてカチャーシーしている
壺川さんの姿が映しだされた。
「あっ、映ってますよ」それを観てゲラゲラ笑っている。
いつの間にかサムデイさんもテレビのそばへ来た。
サムデイさんのインタビューになった。
「多良間の人はみんな優しい。ここへ来て良かった…」としみじみ語っている。
サムデイさん本人は「その場面飛ばして!」何て言っていたが。異国の地・多良間での苦労も
多かったであろうが、今はなじんでいるようで良かった。

「ポンコツ君、今から公開稽古だ。三線出しなさい!」

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