多良間経由宮古でコンクールか? たらまー13

ポンコツ34@那覇

2008年07月21日 09:19

多良間の日差しが強烈になってきた。やっぱ汗をかくよな。
「ポンコツ君、キビ植えの準備をしよう」
と師匠は言って、肥料袋を大量にボロ小屋から持ってきた。
カッターを取り出し「ポンコツ君、こうやって袋をカッターで切ってひも状にしてほしい。
これを何に使うかわかるかね?」
「…」
「キビが成長すると道路にはみ出るでしょ?」
「そういうことか!」
キビが道路にはみ出ない、傾かないための固定するひもを作っていたわけか。
ムダ使いのないやり方だ。
「君はこのひもを作っていなさい。私は別にやることがある。農家は忙しいんだよ」
師匠はボロ小屋へ向かっていった。黙々と自分は言われた作業をする。
海運会社に電話しよう。
「今日の普天間港(多良間島)は何時出航ですか?」
「定刻通り午後2時です」
行事があるということだったが、時間は変わらないようだ。
時計は11時を指している。師匠が戻ってきた。
「ポンコツ君、そろそろフェリーの準備もしないといけないし戻ろう」
ボロトラックに乗って市街地へ戻る。師匠の家に行くのかと思ったが、
車は別の方向へ向かっていく。
着いたところはとある店である。
「ポンコツ君、君は2トンは運転できるか?」
「はい、大丈夫です」
「そのトラックを運転して普天間港まで行こう。荷物は泡盛だ。知り合いに運んでくれと頼まれたのだ」
ここから自分は2トンに乗り換え、師匠の先導するボロトラックに続いていく。
普天間港までの道のりは、まあ何もないのだが(笑)、その何もない、キビと牛が放牧する
牧場だけが続く道は快適そのもの。
対向車もなく、誰も人は歩いていない。空は快晴で、ほんとこの瞬間は
多良間をひとりじめしたようで、快感であるね。
港に着いた。真っ青な海が出迎えてくれる。
ちょうど宮古からのフェリーが到着するころで、海の彼方から見えてきた。


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