三線持って上京か? 7

ポンコツ34@那覇

2009年02月01日 20:02

松さんはメニューを見ながら、次々と料理やつまみを注文する。
ミミガーとか、テビチとか、一見一般人なら避けるようなものも。
沖縄にはそれこそ、ダイビングをやっているせいか、自分より倍沖縄に通っているわけだし、
ここは松さんの注文に合わせてみようか?
「ポンコツちゃんも慶良間に行ってみたら? 慶良間はサイコーだよ」
「そうだね、今は多良間優先になってるけど(笑)」
「多良間ねえ。自分も行ってみたいねえ」
「ぜひ来てくださいよ。多良間にもダイビングショップありますよ」
「そうかあ。でも自分は慶良間だね。行きつけのダイビングショップのオーナーともツーカーだしね」
松さんの慶良間への思い入れも相当なものだ。
なんせ、奥さんとはダイビングで知り合ったそうだからね。
「阿嘉島がいつも行くところなのね。ほんと海がきれいさー!」
「阿嘉島かあ、自分が行ったら“あか”んってことはないですよね?」
「ポンコツちゃん、相変わらずのギャグだな(笑)。数年前までは慶良間空港っていうのがあって、自分たちも飛行機で
渡ったものさ。今は廃止になっちゃったけど」
「多良間と石垣の飛行機みたいだね」
「今は泊から高速船もあるしね。ポンコツもダイビングやれば良いサー! すぐできるぜ」
会話を楽しみながらも、料理が次々運ばれてくる。
松さんは泡盛をロックで頼み、グイグイ飲み始めている。
自分はオリオンをもう一杯のみ、ここからはマンゴー割りで楽しもう。
「ポンコツちゃんは割って飲むんだね。でも後が怖いよ」
「まあ、明日も休みだから少しくらい頭痛でも良いサー」
ふと、店内を見渡すと、店内は満員で老若男女が思い思いに楽しんでいる。
BGMはもちろん民謡だし、半分くらいのお客さんは沖縄顔しているね。
二世、三世? それとも出稼ぎ?
沖縄顔の集団の中年男性たちが、一升瓶の泡盛を次々飲んでいる。
会話も方言ビシバシで聞き取れない。
でも、なんかこの風景は良いね。
ニセ沖縄に来てるけど、ここにも沖縄の風が吹いている。
鶴見でチャージが正解だね。

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