カジマヤーの祝賀軽トラ? を追いかけて、食事が途中だったことに気が付いて(苦笑)
あわてて自分の部屋に戻った。
当然、カップ沖縄そばは伸びてしまってるよな。
でも、待てよ? 今日はカジマヤーは一組だけだはないだろうし、
街を散策していれば、別のお祝い隊に遭遇するかもな。
今度はカメラを忘れないようにしよう。
多良間島唯一のダイビングショップの方へわけも無く歩いていくと
またにぎやかなBGMが聞こえてきたぞ!
おお、これは【唐船ドーイ】だな。カチャーシーしたくなっちゃうな?
どこの辺りで鳴ってるのかな?
見渡すと、“教育信号”(多良間島唯一の信号設置場所)のあたりに
たくさんの人が群がってるよ。あれのことだな?
早歩きして追いかけよう。
その場所に着くと、軽トラの荷台には、主役のおめかしをした白髪のオバアが
乗っていて、ほかにお孫さんなのかな、かわいい少女も一緒だね。
トラックからは「唐船ドーイ」がけたたましくエンドレスで鳴り響き、
取り巻きの住民たちはオバアの長寿にあやかろうと、
握手を求めたり写真を撮影したり。
また、お祝いの風車やお菓子が振舞われたり。(自分ももらったよ)
一応、交通整理で、島唯一の警察官が「あぶないですよ」なんて言いながら
取り締まっているが、なんか笑顔もこぼれて楽しそうだ。
軽トラは役場の方向へゆっくりと走っていく。
みんなも付いていく。
自分も、わけもなく付いていった。少しでも雰囲気を味わいたかったのかな?
軽トラの回りを入れ代わり立ち代り、いろんな住民が来ては
祝福の声賭けや握手・写真撮影で盛り上がっている。
鹿児島でも、当然今まで住んでいた東京や横浜・埼玉でも
味わったことの無い光景だな。
このようなお祝いを純粋な気持ちでできる島人がうらやましいな。
きっと今は夢の中なのかな?
いや、これが現実に起こっているのだから、多良間って良い島なんだな。