多良間に居るのか? たらまー32

ポンコツ34@那覇

2010年06月21日 19:18

普天間港を後にし再び島一周のサイクリングだ。
さっきは気づかなかったが、港の入り口に神社があるね?
神社ではないか? でも何かを祭っているのだろ。お祈りしようか?
お賽銭を入れて、しずかに拝む。
“多良間で平和に過ごせますように…”
再びチャリンコを走らせよう。
来た方向を戻っていくと“27時間製糖工場”が見える。
確か飲んだくれの美和子ママ(仮名)は、ここで今働いているらしいが…。
ちょっとさぼっているところでも見に行くか?
工場の入り口から数歩入ればもうそこはキビの山だ。
敷地は広いようで、どこで誰が何の作業をしているかは伺いしれない。
警備は誰も居ないようで、俺はフリーパスで敷地内を散策している。

「ポンコツ? 良くここがわかったサー」
美和子ママのねちっこい声だ。
「ママ、相変わらずサボってますね?」
「ポンコツ、そんな人聞きの悪いこといわんといて。ちゃんと働いているサー、ネー」
とセクションのパートナーに相槌を求めている。
パートナーは、沖縄顔した色黒の男であるが、やさしそうな感じだ。
ニコニコ笑いながら、俺とママの会話を聞いている。
ママは昨日の涙のかけらもない、やっぱねちっこいママのほうが良いや。
「ポンコツ? 夜はもちろん飲むよね? 電話スルカラサー」
「師匠は?」
「渡嘉敷はカジマヤーだよ。一日びっしり(予定が)詰まってるサー」
ねちっこい美和子ママの話に、ホッとする俺であった。
さて、工場を後にしよう。

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