多良間へ行くのか? たらまー28

ポンコツ34@那覇

2006年02月20日 22:14

畑を見渡すと、きびの入った袋は30袋くらいありそうだ。
「この袋を全部植えつけるのですか?」
「そうだらーな。ここだけじゃないよ、ほかもあるさー!」
(参ったな。半日で終わるかよ…)
途方にくれる俺を尻目に、みんな良く働いているなあ…。
ふと、ゆまちゃんが話しかけてきた。
「ねえ、きび植えたことある?」
「いんや、初めてだよ」
「鹿児島にはキビないの?」
「鹿児島でもね、奄美とか徳之島にはきびがあるけど、お兄さん(と言った)は薩摩半島だからさつまいもだ(^^)」
「そうなんだ? ねえ、モネさんとどういう関係?」
「モネとは悪友だよ。ゆまちゃんのことはいろいろ聞いてるよ。かわいい娘が居るってね。ゆまちゃん、テニス部なんだって?」
「そうだらーな。この前宮古の新人戦で優勝したんだよ(^^)」
「お兄さんも中学生のときは軟式テニスだったんだよ。ゆまちゃんは前衛後衛?」
「私は後衛。だって前衛こわいじゃん、ボレーなんてできない(笑)」
「そうか(^^)、ゆまちゃん唄三線うまいんだってね。聴きたいなあ…」
「いや、そんなでもないだらーな。お兄さん(と言った)もやってるの?」
「今年になってからモネ君の影響で始めたよ」
「へーっ、聴きたいだらーな(^^)」
「学校楽しい? ボーイフレンドは居る?」
「えーっ、そんなの居ないよ(笑)」
ゆまちゃんはあまり沖縄じみた顔をしていない。ピアスをしているせいもあるのか、多少髪を染めていることもあるのか、大人ぶって見える。少女が懸命に背伸びしている印象を受けた。でも、嫌味は全くない。何か話をしていて心に風が通ったよう。
こんな気持ちになったのは、いつ以来だろう…。
うーん、14歳かあ。24歳差だな(爆)。何を考えているのか?
この時点では、きっと夕方の食事のときも、いっぱい会話が出来るかもって、ゆまちゃんの唄三線も聴けるものだと期待していたが…。結局会話は最初で最後であった、残念(号泣)。
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