多良間へ行くのか? たらまー47

ポンコツ34@那覇

2006年03月19日 18:33

坂道を歩く。2千円札でおなじみの守禮の門が見えた。最近2千円札はすっかり見なくなった。どこへ行ってしまったのだろう?
観光客はまずここが第一のポイントなのだろうか、みんな記念撮影している。
けっこうカップルの姿を見る。でも中年オバサンのご一行も多いね(苦笑)。
更に坂を上がっていくと、ここで入場券を買わされる。ここからは有料ゾーンなのだ。
入場券を買っていよいよ、首里城の中へ入る。ここからは琉球時代の王の居城である。正殿が見える。赤を記帳とした鮮やかな色彩、中国の流れを汲む建築美術に圧倒される。惜しむべくは、沖縄戦で首里城のほぼ全てが破壊されてしまったので、復元であることなのだが。
城は資料館も兼ねていて、資料は戦火を免れた貴重品の展示もあった。もね。
琉球王国でありながら、徳川時代に薩摩国の侵攻により従属扱いとなった琉球。しかし、中国との貿易は薩摩国も容認していたという。その事実が内地でもない、かといって中国でもない、薩摩でもない独自の琉球文化を作りあげたのだ。
今や、沖縄というものはブームを越えて、ひとつのムーブメントにまで深化した。
戦争では鹿児島・薩摩に敗北した沖縄・琉球であるが、今や文化・芸能では鹿児島に勝っているのだ。鹿児島の俺がこのような見解を示せば、プライドの高い鹿児島人はさぞかし立腹するだろうが、でも、これは事実であり真実である。
豊富な観光資源を生かせず持て余し、閑古鳥が鳴いている鹿児島の観光施設と、年中渋谷新宿の繁華街のような那覇国際通り…。
観光客に優しく親切で、過剰すぎるほどのサービスで迎えてくれる沖縄。(割引クーポンの充実度は群を抜いてるね)
今こそ、沖縄に学ぶ姿勢が鹿児島には必要だと、個人的には考える。
話は脱線したが、首里城の高台から見下ろす那覇の街並みもまた美しい。
今日は曇っていてややかすんでいる。晴れていれば、西海岸のまぶしい海がくっきり見えるのだろうが、きょうはぼんやりでしか見えない。

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