この前の日曜日は愛車で桜島までドライブ。
目的は長渕剛の記念モニュメントを観に行くこと。
2004・8・21は剛が命をかけた桜島オールナイトライブが行われた日。
自分もあの場に居た。
溶岩のゴツゴツした台地にブルーシートを敷き、約1キロ離れたステージを見つめていたんだ。
翌朝、朝日が昇ってきたのを見たときの感動は忘れられない。
その、聖地ともいえる桜島に今年の3月下旬、オ-ルナイトライブを記念したモニュメントが創設され、早くも観光名所になっているとのことだった。
桜島フェリーで島に渡り、適当に走っていたらすぐ着いた。
道路沿いにはがたくさん停まっていたので、地理を知らない人でもすぐ辿り着ける。たくさんのファンの人や、観光客の方も多数居たみたいだ。
道路からモニュメントは歩いてすぐ着いた。
立派な石碑だ。「叫びの肖像」と名づけられた石碑のうち、人の顔をしたものは大空に向かって口を開け、何かを叫んでいるようだ。思ったより大きくて迫力があるね。でも、何かイースター島のモアイ像にも似てるな。
もう一つの石碑はギターのネックをかたどっている。
剛がエレキを持ちながらステージを端から端までかけめぐる光景が、眼に浮かんできた。
でも、「嗚呼、エレキのイメージになってしまった…」とも思った。
に出会うまでの僕は、ギター少年・青年だった。
長渕のコピーをすることが、ギター少年の憧れだった。
でも、そのときの剛はフォークギターだったから。
出来れば、ネックの形はフォークギターにして欲しかったな…。
モニュメントには「石碑に登らないでください」と警告があったのに、ファンの人だろうか、登ってしまっている(呆)。
せっかく桜島へ来た。ここで山に向かって唄三線をしよう。
四十肩もだいぶ良くなってきた(嬉)。
モニュメントのある道路は、緑地整備がされ、ベンチも置いてある。
適当な位置まで車を走らせ、車を停め、をケースから出して誰に聞かせるわけでもなく唄う。
道路からは俺の三線プレイが良く見えるのだろう。
通りすぎていく車が〝何だ? こいつは…〟ってな感じでこっちを見たり、減速していくのがわかる。
「豊年の歌(早弾き)」も何とか〝完走〟出来るようになった。
(師匠はどう評価するかはわからないが…)
この民謡は勢いがあるし、自分に元気と勇気がわいてくる旋律だ。
今後の自分の三線ライフで、重要な位置を占める曲になるだろうし、それを期待している。
そう、ギター少年の自分が剛の「夏祭り」というスリーフィンガー奏法の名曲(!)を、ひまさえあれば弾き、手癖になる位練習したときのように。
たまにギターを持つと、「夏祭り」ができるかどうかが自分のバロメーターを表すように、これからは三線で「豊年の歌(早弾き)」ができるかどうかを、新しい自分のバロメーターにしたい…。
四十肩を忘れ、山に向い歌う時間は、久々に感じた至福の瞬間だった。
この思いを大切に、もっとたくさん味わいたい。
三線片手にあちこち遠征しようじゃないか! (早く肩を治して)