また多良間か? たらまー40再び宮古へ

ポンコツ34@那覇

2006年10月29日 08:18

宮古空港に着いた。ここから那覇へ乗り継ぐまでは約3時間くらい間がある。
タクシーに乗るか。
「宮古島市役所まで」と告げる。
乗務員さんがいろいろ話しかけてくれるが、相変わらず何を言っているのかわからん(呆)。
ただ、熱意だけは伝わってくる。(嬉)
キビが生い茂る美しい宮古島の大地。
しかし数分走ればもう市街地だ。
市役所前で降りた。何をしようかとか考えてもいない。
ただ、ボーッとしたい。
適当に歩く。民謡研究所の看板を見つけた。
“そういえば、渡嘉敷師匠の師匠だったな、この看板は。そうだ、宮古民謡の翻訳集が売っているはずだ”
鉄製の扉を開けようとしたら、三線と歌声が聞こえてきた。
稽古中かな? 入ったらまずいかな?
まあ、良いや。俺は客だ。
扉を開けた。
店なのか、研究所なのか、よくわからないが、三線とかCDがたくさん置いてあって
店の奥には簡単な音響機材も置いてある。
座敷では観光客のギャルが2名、三線体験をしていて、“さいた さいた…”と奏でている。
白髪のオジイがやってきた。突然の来店で機嫌が悪そうだ。
「お客さん、えーっと、予約でしたかね?」
「いえ、飛び込みですが。こちらに宮古民謡の歌詞集があると聞いて買いに来ました」
「そうですか? ちょっとお待ちください」
白髪のオジイが本とCDを持ってきた。
「これだね。CDは私が出しているものだけど、これも良かったらどうですか? 1枚1500円ですから」
「じゃあ、併せて買います」
お金を払った。
店の中の商品とか、三線とか、じっくり見ていきたかったのだが、オジイは用が済むと
「ありがとうございました」と玄関まで誘導した。
できれば店内をゆっくり見ていたかったのだが、…参ったね。
あとから、宮古島パンフレットを見ると、この愛想悪い白髪のオジイが
渡嘉敷師匠の師匠、平良師匠だったと知ったのであった(苦笑)。

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