多良間経由宮古でコンクールか? たらまー29

ポンコツ34@那覇

2008年09月14日 09:58

和おん』に入ると店は満員で、熱気ムンムン。「さっき電話したポンコツですが」
ステージの真正面?にテーブルがひとつ空いていてそこへ案内された。
いかつい男のひとたちの団体客で店はにぎやかだ。
アルコールを頼んでモネと乾杯だ。
「ライブがたのしみだね」とモネが言う。
携帯が鳴った。美和子ママだった。
「ポンコツ? 今どこにいる? 和おん? すぐ行くからね!」とのことだった。
モネとふたりで飲んでいたら、オーナーの小太郎さんが俺に気が付いたようで声をかけてきた。
「あれ? ポンコツさんどうして宮古に?」
「実は民謡コンクールがあって…」
「どうでした、結果は?」
「いやあ、今年は優秀賞に合格です」
「それはすごい! 次のステージ出てくださいね! いっしょに歌いましょう」
ってなわけで、小太郎さんのセカンドステージには、当然? 俺も引っ張り出されて
唄三線のセッション。しかしながら店に来るまでたっぷり飲んでいたし、
店でも飲みまくっているから、音程は取れないし三線もぼろぼろ。
ちょっと今回は良くなかったかな?
ステージを終え客席に戻ると、「さすがポンコツだね。場慣れしてるよ」とモネ。
「今度は飲んでない状態でしないとね」と反省仕切りのポンコツであった。

美和子ママがやってきた。「ポンコツ、モネ! 遅くなってごめん。今日は飲むよ!」とすっかりハイテンションだ。
「師匠はいっしょじゃなかったですか?」
「あいつねえ、寝ちゃったよ。リリーを寝かしつけてたら…」
「そうですか?」
「っていうか、ほんとは店に来たいのさー。でも変に意地を張るところがあるのよねえ」とママは
ゲラゲラ笑っては、「ポンコツ、飲め!」と強要。
そのかたわら携帯で誰かと会話している。
数分して現れたのは、小雪ママだった。去年の11月以来の再会だな。
「ポンコツ? コンクールだったって? どうだった?」
「ママ、今年は優秀賞パスしました!」
「そりゃすばらしい。じゃ来年は最高賞だね。“多良間しゅんかに”だよ、わかったね」
4人で再び乾杯! モネも小雪ママとは初対面だが、すぐ打ち解けて会話が盛り上がっている。

3回目のステージが始まった。今度は小太郎さんと、奥さん。そして女性ボーカルの千晴さんと3人のユニット
である。3回目のステージは男の団体も店を後にし(後でブログで確認したらなんと自衛隊の音楽団だったそうだ)
静かにステージは進行していく。
しかし、奥さんの三板さばきでステージは豹変する。
すごく三板の音の軽やかさ! 手さばきを見ているととても人間業じゃないみたい!
すばらしいなあ…。
ステージが終わって、今度は奥さんがテーブルに来てくれた。
「ポンコツさんって、鹿児島のポンコツさんだったんですね。すいません、さっき電話ではわかりませんでした」
「今日は奥さんの三板見ただけで大満足です。これからも店に来ますね」
ここからすばらく飲食と会話を楽しみ、宮古の夜もそろそろ終わりにしようかと思っていたのだが…。
「モネ、ポンコツ! もう一件飲みに行くよ!」
「わかりました。今日は美和子ママに付き合いますよ」
「この前の店だ。わかったでしょう?」

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