この道を行けば、那覇へ宮古へ…11

ポンコツ34@那覇

2007年07月07日 08:43

宮古空港から平良の市街地へ行く道も、自分の中でやっと覚えてきた。
片側二車線の県道78号線は南国ムードをかもし出していて、
いやおうなしにも“宮古へ来たんだ…”ってな気持ちになるね。
「おっかさん、師匠は5時の飛行機ですけど、また空港に戻るんですよね。なんか自分だけ先に送ってもらって
すみません」
「渡嘉敷(仮名)ならもう宮古に来てるサー!」
「えっ、今日じゃなかったんですか?」
「お弟子さんと一緒にフェリーで来たのよ」
そうか、明日のコンクールは俺だけじゃなかったな。多良間の弟子たちも一緒か。
うーん、緊張するなあ。自分のレベルの低さが際立つかも…。
車は県立病院を過ぎ、旧ターミナルの交差点を曲がり、市役所を通り過ぎて
今日明日宿泊する旅館に到着した。
「ポンコツ君、だんなが後で連絡するでしょうから、旅館で待ってること。晩は飲むよ!」
と言いながらおっかさんと、色白の美女(会話はしなかったが)は去っていった。
旅館にチェックインし、荷物を預ける。

たぶん稽古の時間は夜7時くらいからだろう。時間があるし
近くを散策するか。
旅館のすぐ近くに、この前行った民謡酒場「美ら美ら」がある。
今日は稽古だから、行けないけどね。
港のほうへ歩いていくと、30秒もしないでたどり着いたのが
「漲水御嶽」だ。
宮古島で一番由緒ある御嶽だという。
何度も宮古に来て、この辺も散策していたのに全く気が付かなかったな。(苦笑)
この御嶽は島の英雄・仲宗根豊見親が建立したそうである。
鳥居をくぐり、赤レンガの屋根で出来た御嶽に手を合わせる。
もちろん、おさいせん箱に小銭も入れたがね。
“明日のコンクール、力を出し切れますように…”
手を合わせて、さらにおさいせん箱より奥に進む。
神様に捧げる食事や飲み物がお供えされている。
毎日いろんな人が祈りを捧げているのか、お香の灰がすごく溜まっていて
掃除をすれば良いのにとも思ってしまったが。

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