この道を行けば、那覇へ宮古へ…20

ポンコツ34@那覇

2007年07月22日 15:43

着物に着替える。着物は師匠が用意してくれた、緑色を基調とした落ち着いたもので、
どうも俺には似合わないな。
「ポンコツ君、あの女性に帯を頼みなさい」
師匠に言われるまま、その人年配の女性に話しかけたが、
「あなたどこの(研究所)人だばさ?」
「多良間ですが」
「多良間は、多良間の人が居るサー」
ってなことで断られてしまった。
師匠に断られたことを報告すると、「うーん、多良間からは今回着付けできる人を呼んでないのよね。
ポンコツ君、まあ、とりあえずその紐でも巻いてなさい。そのうちやってくれる人が来るさー」
と至ってのんきなものだ。
こっちは、“帯なしでステージあがったら落ちるかもな…”ってひやひやしてるのに。
「ポンコツ君、垣鼻さん。ふたりとも私の三線に合わせなさい」
師匠もバックで伴奏するので、キーを合わせないといけないということである。
さて、控室の状況をみてみよう。
帯を断られたポンコツ君であるが(苦笑)、いろんなところから受験生は来ているようだ。
中学生や高校生の女の子が圧倒的で、自分には嬉しいが(笑)。
その一方で年配の中年の女性も多い。相対的に自分の年代も含め男の受験者は少ない。
出身は、宮古が圧倒的に多いのであろう。でも、伊良部島からなんて話も飛んでるね。
三線、あれ? あいつの三線は工工四シールが貼ってあるけど、違反じゃないのかな?
あの娘もだね。
この娘もだね。
「9時から開会式をしますから、それまでに準備をしてくださいね」
主催者の男性かな? 控室に知らせに来てくれた。
自分は、コンクールの裏側も知りたくなったので、三線を準備し終えたら
紐を巻いたまま(笑)、本番の会場である大ホールへ向かった。



関連記事