この道を行けば、那覇へ宮古へ…21

ポンコツ34@那覇

2007年07月23日 21:27

大ホールに入る。
ステージにはマイクスタンドが2本備えられている。
1本は三線用で、もう1本は当然歌用であろう。
ステージ上には、大きく「第15回宮古民謡コンクール」と書かれた看板が吊り下げられていて
それなりにムードを盛り上げてもいるが、ステージ脇には当日の進行表みたいなものはない。
自分は師匠から「ポンコツ君は5番目だよ」と聞いてはいるが、それが一体どの順番で
何時ごろなのかの目安もないのよね。
この辺は主催者の不親切だな。
ステージから10メートルくらい開いて、真正面に審査員の席が設けられている。
真正面だ。やりにくいよな(苦笑)。
テーブルが並んで、10席ほど椅子がある。
審査員席からさらに3メートルくらい後方からは、いわゆる一般席。
ギャラリー用だ。
パイプ椅子が100席ほど並べられている。
ほか、ステージから見て左側にもテーブルと椅子が置かれているが、この時点では
何のための席かはわからない。


ひとまず控室に戻った。
でも、そこに至るまでの廊下や階段の踊場で、たくさんの受験生が練習している。
聞いていると、結構みんなうまい。
みんなのを聞いていると、自信無くすから、聞かないでおこう。(笑)
「ポンコツ君、今、垣花先生が着付けをしてもらってるでしょう? あの女性にお願いしなさい」
師匠に言われるまま、その女性の元へ向かう。
「ちょっと待っていなさい」と言われたが、数分したら、「もう一回襦袢からやり直しましょう。着物を脱いで」
とのことだった。
襦袢姿になったら、その女性はてきぱきと、びしっと位置を決めてくれる。
着物を羽織り、帯を巻いたらいよいよ“戦闘モード”だな。
おりしもアナウンスが鳴った。
「これから開会式をします。受験生のみなさんは大ホールへ集まってください」

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