この道を行けば、那覇へ宮古へ…25

ポンコツ34@那覇

2007年07月31日 19:51

4番目の出演者とその師匠(?)がステージから去るのと同時に、自分はステージへ向かった。
後ろには師匠も居るので、心強い。
中央まで進むと、客席に見覚えのある腹が…(笑)。
ヤンママ夢の腹だった。(爆)
そのとなりには、リリーやまりかが居て、あの色白の女も居る。
そして、ゆまちゃんの姿も見えるではないか!
こりゃがんばらないとね。
「続きまして、5番ポンコツさん。歌は豊年の歌です」と司会者が告げたのを合図に
師匠に一瞬目をやった。
師匠は目で「よし、やれ!」と返してくれた。
三線を爪弾く。しかし、すぐに異変に気付いた。
中弦のちんだみが狂っていたのだ。

しかし演奏を止めるわけにはいかない。
「くとすーかーら パーズミャーシーイヨー」
歌うしかないな。
キーを上げたせいか、俺の声は前よりも通りやすくなっているようで、
結構客席が注目してくれているのがステージ上からでもわかる。
中弦の狂いは仕方がない。
勘所でカバーできる部分はできるだけカバーしたが、
開放弦のときは、素人でもわかるくらい音がずれている。
これがどう審査に影響するのかな。
2番になると、審査員席の審査員がいっせいに鉛筆を持って何かしら紙に記入している
様子が伺える。
おそらく評価を下したのだな。

三線も歌も、間違えることはなく、無事2番まで歌い終えた。
あっ、このコンクールはブザーが鳴って退場というシステムはないから、
とりあえずはホッとしたところだね。
あとは、どんな結果になるのか?
師匠と静かにステージを降りた。
「ああ、ちんだみが狂ってましたね」
「ポンコツ君、三線は修理に出したほうがよいね。不良品を摑まされたね」
「そうですね、参りました」
「まあ、三線はそんな気にするな。歌はしっかりしてたし、ほかの人のステージを見て勉強しなさい。
もう着物も脱いで良いですよ」



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