この道を行けば、那覇へ宮古へ…27

ポンコツ34@那覇

2007年08月04日 08:03

客席は、出演者やその家族・応援の人たちで満席になった。
民謡保存協会の会長が司会者席に移った。
アナウンスの女性が「これから会長のほうから審査結果の発表があります。その後昼食時間を
はさんで、優秀賞の部の審査になります」と告げ、マイクは会長に渡った。
さて? 番号で読み上げられるのかな? ドキドキものだね…。
女の子に告白をして、その返事を待つ心境だな(爆)。
「はい、今回の普及奨励賞、新人賞ですね。みなさん良く稽古をしているようでした。
私の考えは、宮古民謡をもっと発展継承させなければならない、そのためにはみなさんにはこれからも
一生懸命稽古をしてもらわないといけない。そういう観点から考えまして、審査員の先生方とも
協議しまして、全員合格とします。
ただし、これは普及奨励賞、新人賞だから、三線にしても歌にしても甘い基準にしていますので。
上級の賞ですと、こんなわけにはいかないですよ。
みなさん、もっともっと稽古して、宮古民謡の普及に努めてください。今回はおめでとう! 以上です」
この会長の言葉で、場は大いに盛り上がり拍手喝采である。
「良かったね、○○ちゃん…」「Yeah!」ってな言葉もあちこちで聞こえる。
で、ポンコツはというと、ホッとした反面、何だ、全員合格じゃコンクールじゃないべや…
ってな心境であった。
別の席に座っていた師匠と眼が合った。
「ポンコツ君、控室に弁当が用意してある。一緒に食べましょう」

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