八重山巡りか? やい、まー34 宮古へ

ポンコツ34@那覇

2008年02月03日 18:24

タクシーで向かった先はパイナガマビーチそばのとある居酒屋。
「ポンコツ? おっちゃんへ行くよ。あそこの長いもがおいしいサー!」とゆまが言う。
「おっちゃんって何サー」
「去年みんなで食事したでしょ?」
嗚呼、そうだったな。宮古民謡コンクールの前日だったな。
師匠や夢を始めとする渡嘉敷ファミリーが勢ぞろいしたときの店だな。
店に着いた。
早速美和子ママと俺はビールを注文し、飲み始めた。
高校生のゆまちゃんは、もちろんアルコールは頼まない(爆)。
そのかたわら、「夕食も兼ねよう」とのことで、食事が次々出てくる。
「普段、ふたりでの暮らしだと、ほとんど家で料理しないサー! あたしは飲んでるし、ゆまは遅刻するまで寝ているし(呆)」
キープしている泡盛を飲みながら。ママがゲラゲラ笑っている。
「ポンコツ? 何で宮古来たサー!」
「ふたりに会いたくて寄ったサー」
「モネはどうしてここに来ないの? モネ最近冷たくなったじゃん。八重山にハマッちゃって」
「そんなことないと思いますよ。モネはそのうち現れますよ」
そう言いながら、宮古のかりゆしの夜は過ぎていく…。
ようやく今回のツアーで、島人とコミュニケーションが取れたかな?

「ポンコツ? 次の店行くよ。どこにする? 和おんにするかい?」
「今日はママと静かに語りたい(笑)」
「じゃあ、とっておきの店紹介してあげる。とにかく何でもあるし、静かに飲めるサー!」
「わかりました。ゆまちゃんは?」
「ゆまは明日学校だから家に戻るサー! っていっても、戻ったらたぶん夜遊び行くサー」
ママはゲラゲラ笑っている。
これが、普通の家庭なら門限があったり、注意をするものだろうが…。
ただ、このおおらかさがポンコツ、ポンコツ家になかったものだな。
「ポンコツ? また宮古に来てね。そして多良間にもちゃんと行くんだよ」
いつでも会いに行くよ、ゆまちゃん。

タクシーを手配し、途中ゆまちゃんを自宅の前に降ろして、タクシーは
下里大通を東のほうへ向かっていく。
海人や恵子美術館を過ぎたら、すぐタクシーは停まった。
「ポンコツ? 降りて。ここが店だよ」
「えっ、ただのコンビニですがね」
「これがね、飲み屋に変身するサー!」
ママは「こんばんはー」と言いながら勝手に閉まっている店のドアを開けた。
店内の電気はほとんど消えていたが、「美和子さん、待ってました」と言って
奥から人が出てきた。
「オーナー? 今日は鹿児島から飲み友達連れてきたサー! ポンコツ君って言うんだよ」
「始めまして。ポンコツです」
「やあやあ、ポンコツ君良く来たね。さあ、好きなもの飲んで」
美和子ママは、商品陳列棚から勝手にオリオンを持ってきて自分にも差し出した。
「はい、今日はポンコツ君が石垣から寄ってくれたから、カンパイ!」

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