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2006年12月17日

鹿児島にモネが来た…8

「モネ君、近所の人たちも来てくれたし、この人たちは普段沖縄音楽を聴かないから、たっぷり聞かせてやってください。できれば歌う前に、解説も入れてくれるとありがたい」
「わかりました。では、宮古民謡ですが、ユナンダキカニスウザガマを歌います。これは、カニスザガマという美男子に恋をしている女が、毎日でも会いたい待ちわびている、ずっと一緒にいたいってな感じの恋の歌です」
ってことで三線早弾きを始めた。
うーん、すごいな。実はこの曲は自分も練習しているのだが、ただでさえ難しい早弾きなのに、歌詞も発音もまた難解で2番になるといつもつかえてしまうのだ(T_T )
それをモネはいとも簡単に歌いこなしているではないか!びっくり!
以前“俺はもう(ポンコツに)追い抜かれてるな…”ってな感じでモネは謙遜していたが
全然、はるか彼方にまだいるじゃないの? ってな心境だ。
お客さんも意味がわからないなりに楽しんでいるようだ。
「では、次はばか息子(俺のこと)が、多良間しゅんかにを歌います。歌詞の意味は…」
ってな感じでこの前渡嘉敷師匠に教わったこの曲を「初披露」だ。
すっかり疲労してしまったな。
「では、ここでモネとふたりでやってみます。モネ? 豊年の歌やろう!」
ってことで、「豊年の歌」を狂演した(笑)。
実は、俺自身、誰かとふたりとか、または3人以上で唄三線三線をプレイしたことは今回が始めてだったのだ。
多良間島ではずっと一人で唄っていたし、師匠との稽古も一対一だったし。
であるから、モネとの狂演は刺激があったし、また複数での唄三線がこんなにも楽しいものだったのか?
ってなことを感じたね。
モネはどう思っていただろうかな?
“何だ、ポンコツは大したことないじゃない。師匠は大げさだ(笑)”って思っていたかもしれないし
“やっぱりポンコツはギターやってたから、飲み込みが早いな”って思ってたかもしれないし。
今後も狂演を増やさないとね。ってことは、レパートリーを増やさないといけないわけだね。
囃子を歌ってくれるみやらびも探さなければ…。
唄三線三線をしながら酒を飲むばか息子をオヤジや近所の人たちはどう思っていたのかは知らないが、父に対するこれが俺のひとつの答えなのかもしれないな。
時間も経ち、近所の人たちも帰り、俺とモネは部屋へ戻った。
鹿児島にモネが来た…8


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Posted by ポンコツ34@那覇 at 07:11│Comments(0)三線ライフ
 
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