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2011年06月07日

夢は実現、ついに那覇上陸か? 6

6月3日(金曜日)今回は車を那覇に持っていくことにした。
で、那覇市内は軽自動車も車庫証明が必要とのこと。
で、名義はローンを組んだときのローン会社つまり
俺の勤務していたJA名義だったので、名義を自分に変更
しなければならない。
朝いちばんでJAに寄り名変に必要な書類をもらう。
「あれ? ポンコツ君久しぶり。辞めたのは聞いていたけど」
「ええ、この服装黄かりゆしウェアでわかると思います」
かりゆしウェアを着ていた。
「えっ、沖縄に行ったの?びっくり!
ってな感じで会話をする。「裏切り者」とは言われずにホッとした(笑)。
鹿児島市内の軽自動車協会で名変手続。
来訪者が多く、次から次へと係員は処理に追われ、
正直この俺が記載例を見ても、なかなか分かりにくいから
一般人はもっと大変だろうな?何か所か窓口も移動したし。
確か陸運局関係は“役所の応対ワースト1”だったアンケート結果も
あったな。
わからないなら、行政書士さんに頼みなさいっていうスタンスがありありと
伺え大変不快であった。ムカッ
俺は自分でこなしたけどね。

軽自動車協会の後は病院で弟の見舞い。
今日もほとんど寝ているばかりだ。
「おいポンコツ弟? バカアニキはしばらく沖縄に住むからね。元気でね…
とは言えないな。まあ達者でな」
と心の中で呟いて病院を後にする。
夕方からは昨日に引き続きJA時代の「推進」でお世話になったお客様宅を
8件訪問。
「JA辞めたってねえ、さみしくなるねえ」「何? 沖縄に行くのねえ」
「沖縄でお嫁さん見つけなさい」とお声をかけていただいた。ぐすん
年配のあるオバアは、「船の中でつまみにしなさい」とお菓子を餞別代わりに
持たせてくれた。
ある老夫婦は自分の車が見えなくなるまで手を振っていてくれた。
涙で前が見えないよ。ぐすん
この10年間、大変(?)だったJAの推進を乗り切れたのは
みなさんのおかげだったのです。
これからは沖縄で、これまでと同じように自分のファンを作って、
喜んでもらえる仕事をする、それが恩返しでしょう。

で夜になってもお客さん宅を訪問。しかし会社員関係の方なので
まだ帰宅していない。在宅の奥さんに「ポンコツは沖縄に引っ越しします。
今までお世話になりましたとお伝えください」と託を頼んでいたら、
「ポンコツ? 沖縄に行っちゃうんだって? 家に飲みに来いよ」
とのことで、車を置いて歩いて出かけた。
新築の家におじゃまする。「ポンコツ? 君も思い切ったねえ。でも、
普通の人間はこんなこと考えないぜ! ある意味すごいよなびっくり!
と言われた。
「いや、いい加減自分も自立しないと。今までの鹿児島での自分は両親や祖父祖母の
力で何とかやってこれたようなものですから」
「そうか、沖縄で頑張って、言葉悪いけど失敗したらまた戻ってこいよ。また
集落で生きていけばよい」
呼んでくれた方は、美人の奥さんにかわいい子供たちが4人。
去年集落に新居を建て、ある意味理想の家庭であろうか?
で俺はこの年齢でもまだこの低たらく。
普通の幸せは得ることができなかったけど、自分の夢を自分で描く
“権利”だけは手に入れたんだな。幸せにはいろんな形があるのさ…と自分を
納得させながら、たらふく焼酎とおつまみを頂戴した。

6月4日(土曜日)いよいよ今日のフェリーで鹿児島ともお別れだ。
午前中はまだ挨拶を済ませていないお客様や、JA時代の
同僚の家を訪問し最後のあいさつ。
帰宅してからは、ボロ愛車に荷物を詰め込む。
積んでいきたいものはあれこれあるが、スペースが足りないよね。
ギターも、カラーボックスも詰めなかったな。ぐすん
今回は、教材や書籍が優先だろう。でも最低限のスーツも必要だな。
昼食を食べていよいよ出発だ。
寡黙な父がめずらしく声をかける。
「運転資金が足りなくなってもヤミ金には手を出すな! ワイに声をかけなさいムカッ
父なりに心配しているようだ。
「それはない。そのときはバイトをするさ」
さて、港へ向けて出発しよう。
港までの途中で、車のディーラーへ寄って沖縄の店を紹介してもらった。
コンビニで雑誌を買いひまつぶし対策をしよう。
港に着いた。乗船手続きをした。
4時になって車の搬入が始まった。
搬入を終えて客室に入ったら、中年男性に声をかけられた。
「どちらまで行かれますか?」
「私は那覇へ引っ越すことになりましたので、荷物がいっしょです。お客さんは?」
「私は熊本です。おもろで現場があるのですよ」
しばらくこの男性と会話をしていたら、いつの間にか乗客が増えた。
二等客室の“ごろ寝”スペースは狭く、隣の人といつ肩が当たってもおかしくない。
今日は寝れないな。がーん

警笛が鳴り響く。いよいよ出航だ。船
さよなら鹿児島よ、残念ながら僕はこの街を愛せなかった。
やっぱり旅人として接していくのがベターだったんだね。
二度と戻ることはない。戻ることは=死である。
お前は必ず失敗するって心無い言葉を浴びせた人に、結果で落とし前をつけてやろう。あかんべー
桜島を眺めながら、僕は誰にともなく呟いていた。
それでは!
夢は実現、ついに那覇上陸か? 6











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Posted by ポンコツ34@那覇 at 08:21│Comments(0)那覇
 
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