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2009年10月11日

名護でなごむか? 5

なんと俺の隣に座っていた方は、あのスーパー唄者・よなは徹さんだった。びっくり!
ほんとに、ほんとに本物だ。
髪を短く切られたようなので、やや長髪のイメージしか知らない
自分は、ほんとに気が付かなかったのだ。
CDや雑誌での表情よりも、実物は若々しく、かっこいいね。
しばらくよなはさんたちの話を聞きながら、ちびりちびり泡盛カクテルを飲むとしようかね。
そのうちライブも始まるだろう。
名護でなごむか? 5
11時ごろになってやっとライブが始まった。
知念先生が自分に視線を向けながら「そろそろ1曲演りなさい」と言っている。
「いやあ、今日はよなはさんも来てますし、とてもとても三線三線なんて…」
「じゃあ、唄を歌いなさい。はい、今からこちらのニーニーが歌います」
と勝手に仕切られ、でもほんとうは歌おうかな…っていうスケベ心のあるポンコツ君は
もちろん、ステージへ。
「ネーネーと19の春を歌いましょうニコニコ
ってなわけで、知念先生が三線を弾き、ネーネーが太鼓を叩き、
その傍ら俺が歌う。
お客さんは店のスタッフとよなはさんたちだけだ。
歌い終わっても拍手すら聞こえなかったがね。
なんか、俺もこの店の関係者みたいだ…。

ライブが終わった。また休憩(ほとんど休憩だが)になった。
知念先生がポンコツに視線を向け
「君はたまに店に来てくれるよね? 歌がうまいね。どうかね? 本格的に三線やらないかね? 弟子にならないかね?ニコニコ
「今日は半分酔ってましたし…。でも知念先生にそういってもらえると嬉しいです」
「次沖縄に来たら私の店にも寄りなさい」
と言い、名刺を頂いた。ポンコツ君も、知らず知らずのうちに歌がうまくなっているのかな?
自分ではわからんな。まだまだという気持ちしかないが…。

よなはさんとも話す機会があった。
どうやら稽古論でもりあがっているようだ。
「お客さん(私のこと)。私は芸の師匠という立場で教える側に居ますが、一方では私もまだ弟子の立場でもあるのです。
私も師匠が居て、(自分の)ライブの前とかは必ず師匠の前で歌っていろいろチェックしていただいてます。
あの(新良)幸人もね、ライブやレコーディングの前は石垣に帰って、お父さんに稽古つけてもらってるんだよ」
「新良さんのお父さんも唄者ですからね」
「で、その場合、私は必ず時間前に師匠の稽古場へ行きます。それが礼儀ですねよ? 私もまだ修行中の立場ですから」
「徹さん、私もそう思います」
「ところが、弟子の中には“うちなー時間”の人も多くて、一体何を考えているのかと…ムカッ
「それは失礼ですね」
「稽古に来たり来なかったりの方も居たりでね…。沖縄時間ってものが、芸の進歩を遅らせているのです」
ってなことを言っていたかな。
それを聞いていた自分は、“嗚呼、徹さんは全然ブレていない。数年前に読んだ雑誌のインタビューのとおりの
方だ。この人が居る限り沖縄音楽・三線の世界は安泰だ”と、半分酔いながら、今日はためになる話を聞けたな、来て良かったなって感じていたのであった。
では、おやすみなさい。明日はいよいよ名護へ移動だ。楽しみだね。
名護でなごむか? 5

店を後にする前に、徹さんと一緒に音楽談義に花を咲かせていた
男の方(この人はプロの太鼓奏者とのことだ)が、店の床に座り、
見事な太鼓捌きを披露してくれた。
まるで“能”の世界に迷い込んだかのような、神秘的な音色が
忘れられないね。びっくり!
何て名前だったかな?



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Posted by ポンコツ34@那覇 at 21:12│Comments(0)沖縄旅日記
 
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