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2011年05月26日

語やびら島唄リポート2

順番が前後したが、2番目に登場したのは知久寿暁。たまのバンドが有名だが、
たまは8年前に解散したとのこと。
音楽家に厳しい批評が持ち味の竹中労が若手(キャリア20年だけどね)の音楽家の
中で評価していたのが知久さんであるとのご縁での出演らしい。
思い出話をちびりちびり語りながら、変わったギター(ギター+ウクレレ+一期一会?)の
音色も心地よく、この日の観客がみんなきちんと音を楽しめたようだ。

次は大城美佐子。最近は店で歌っているのをみることが多いんだけど
やっぱステージで歌う彼女が威厳に溢れて、僕はこっちのほうが良いね。
とはいっても、僕も店には行くけど、大城さんとタメで会話したことはないですよ。
やっぱ音楽家ですから、プロですからある程度距離をとらないとというのが僕の考え。
でも、この年齢で、これだけ声を保ち三線早弾きをできる人がどれだけおるねん。
ほんとの芸人とはこの人のことを言うんだな。

そして、今日の僕のお目当て、宮古民謡の巨匠・国吉源次の登場。
宮古の着物に裸足姿で、弟子2人を従えて現れただけで、空気は一変する。びっくり!
いきなり快活にしゃべりはじめ中々歌に入らないのも愛嬌かな。
で「なりやまあやぐ」を歌い始めると会場からは大合唱!
いや、すごいなあ。国吉さんのプレイも80歳とは思えないほど
腕の振りは強く、迫力を感じる。間髪入れずに「古見の主」と続く。
「次の曲は、新かぬしゃがまよ、でして、これは私がある好きな女性を好きで好きで愛おしくてハート
どうしても思いを打ち明けたいってな気持ちを込めて、私が作詞しました」と
何度も何度も念を押してしゃべり、女性の囃子が登場してデュエットのような
形になった。
そのあとは「多良間しゅんかに」をひとりで歌い、
再び弟子が出てきて、それもたくさんの輪になるくらい宮古衣装を身にまとった
お弟子さんたちがでてきて「漲水ぬクイチャー」だ。
本場の宮古ではこうやってクイチャーやるのか…。びっくり!
昔師匠の奥さんとかがクイチャー踊っているのを見たことがあるけどね。
最後は「伊良部とうがにー」。「この歌は私を成長させてくれて、この歌が私をこの世界に導いてくれて、
でもいまだにこの歌に追いつけない…」と言っていたのが印象的だったな。

最後は沖縄民謡界の巨匠、知名定男。3年前に熊本のイベントで観て以来だ。
「確か、クイチャーっていうのは、雨乞いの曲なんですよね? 梅雨で毎日雨なのに、
何もこの曲やらなくて良いじゃない?ベー」とさっきのクイチャーを引き合いに出したMCも
大ウケ。
曲は5曲ほど歌ってくれたけど、タイトルと一致しないな。もっと勉強しないとね。
で、ここで全員がまたステージに集合して、カチャーシータイムになった。
ホールの椅子とテーブルが取り払われるのかな? って思ったけどそんなことはなくて(笑)、
ごく普通に「嘉手久」「唐船ドーイ」と速弾きナンバーがスタート。
ステージに上がってカチャーシーを楽しむお客さんもいたけど、
思ったよりみんな自分の席で楽しんでいる。
確か数年前に鹿児島の加治木で観たイベントでは
ものすごい勢いでお客さんが多数ステージに上がり
踊っていたけど、そこまでではなかったな。
那覇滞在中に、沖縄民謡のイベントを経験できて良かったね。
これからもずっと民謡に浸ることができることを願っているサー。あかんべー
語やびら島唄リポート2


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Posted by ポンコツ34@那覇 at 20:17│Comments(0)那覇
 
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