沖縄にとろける

いつしか堆肥を詰めながらゆまちゃんとの会話に熱くなってしまった。
いつしか話題はゆまちゃんの悪行に…。
「ゆまは小学２年のときにお母さんのタバコ吸ったのがばれて、６年生のときは耳にピアスの穴あけて呼び出し。中学のときは車盗んで学校に親子で呼び出し。それから深夜に友達の家でカラオケやってたのね、そしたら先生の家まで私の笑い声が聞こえたってことで、家まで先生がやってきて…」
「それからね、２７歳の男とデートしたこともあるよ」
「そうか、ゆまはかわいいもんな。みんなほっとかないよ」
「そう？　今のカレシは１年くらい前に出来たの？」
「えーっ？　１年前俺聞いたじゃん？　カレシ居ないって言ってなかった？」
「そんなこと言ったっけ？」
いつしか、夢ちゃんそっちのけで（笑）、ゆまちゃんとの会話を楽しむ自分がいた。
冗談抜きで、少女とこんなに会話するのはめったに無いぞ（爆）
「ポンコツさんって、もちろん（初体験）やってるよね？」
「当たり前じゃないか？　それなりの年齢で経験できたよ。俺（の初体験）は好きな人と結ばれて良かったと思ってるよ。ゆまちゃんも、心から好きな人が出来るまでむやみに許さないほうがいいな。これは、俺からのメッセージだよ」
「うん、わかった」
かわいい顔して、やっていることは不良だな、ゆまは。
でも、かわいいから許すか（笑）。
一方、師匠は黙々と畑を耕運機で耕していたが、「ここで休憩しよう」って声が聞こえてきた。