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2006年10月09日

また多良間か? たらまー31

師匠の「マンション」におじゃました。ようやく今回のツアー待望の稽古だ。
マンションの和室に通される。稽古をするからってことで、居間で遊んでいるまりかちゃんやマナちゃんが入ってこれないように配慮してくれた。
でも、エアコンがないので、はっきり言って暑い(呆)。
せっかくの稽古の前だというのに、何か心理的にオドオドしてきていて
不安と背中合わせの心理状態であった。
「ポンコツ君、今日は“とうがにあやぐ”を練習します。これが出来ればどこ行って披露しても通用するからがんばりなさい。歌詞が難しいね。特に3番の発音は内地人には酷だけどね、しっかり練習しましょう」
「わかりました。よろしくお願いします」
「この唄は歌詞がたくさんあるけど、4番から先はまず歌わない。CDなんかもだいたい3番までの収録のはずだよ。ではやりましょう。音♪赤を合わせましょう」
師匠はなぜか、女絃を緩めている。
“あれ? とうがにあやぐは二揚のはずだったが…、どういうことだ”
混乱する自分を尻目に師匠は「女絃を下げて、三下げで歌いますよ」と言った。
三下げで大丈夫なの? 三線三線のからくりって不思議だあ…。
「じゃあ、一緒に弾いていきましょう。歌持ちから」
三線を師匠と一緒に弾く。
1番だけは家でも練習してきていたので、何とか付いていった。
三線も三下げだが、これだと俺のキーに合う。
(俺の声は、高い声がでないし、美しくないねぐすん
でも師匠が2番に突入すると、とたんに三線三線が付いていけなくなった。
「こんな感じだ。前も教えたその、隠し味は今は気にしないでいい。まずは三線をつっかえないように。もう一回弾きましょう」
再び唄持ちから。1番を何とか歌い終えたが、2番になったらもう運指がわからない。がーん
「ポンコツ君、ちょっと孫の面倒みてくるから、一人で何度も弾きなさい」
師匠は居間へ行き、自分は一人和室でひたすら「とうがにあやぐ」を歌い続ける。
2番から先はちっとも上達しない。
師匠が戻ってきた。
「うーん、1番は大丈夫なんだがな。2番からがつっかえるね。ポンコツ君、唄を覚えないとね。前回みたいにまた私の歌を録音するから、それで覚えなさい」
「わかりました」


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Posted by ポンコツ34@那覇 at 10:16│Comments(0)多良間島
 
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