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2006年10月20日

また多良間か? たらまー35

別室の女性(この方も70歳すぎだったそうだ)が気を利かせてくれて
「私も出かけるまで歌を聴きたいわ♪黒」と言ってくれた。
「ポンコツ君、君が前座だ。この方のために歌いなさい」
ってなわけで、自分は一人先に三線三線を取り出し、床に座り込んで(立って弾けないからね)「かたみ節」を歌った。
ロビーの奥では年配の女性が全部で3人居る。みんな年齢が相当高齢なのに、気品があって
すごく小奇麗にしている。
歌い終わった。
「良かったわよ」と甲高い声。この人が主役の80歳オバアかな?
「あなたは、この渡嘉敷さんとどういう関係かしら?」
「友人を介して知り合いました」
「そうですか、良い師匠を持っているわね。若いけどがんばりなさい」
ってな話をしていたら、別室の女性が出かけられた。
「さあ、お待たせしました。お誕生会をやりましょう」
美和子ママが朝から「自分で」作った料理や、宮古島から空輸されてきたケーキプレゼントを用意した。
みんなで乾杯した。
この80歳の女性は、元大学教授とのことで、話し方も上品だ。
やや鼻につくモノの言い方が気になったがムカッ、その年でダイビングをやり、おしゃれにも
すごく気を配っているのがわかる。
自分は、今日は俺が主役じゃないから、あんまりパクパク食うわけにもいかないな…ってな気持ちから
料理にもケーキにもほとんど口をつけなかった。
「もっと、三線三線聴きたいわ」
「じゃあ、弟子のポンコツ君に歌わせます。ポンコツ君、三線どうした? もう一回出しなさい」
自分はお役御免だと思っていたので、しまっていた三線を取り出し再び歌うこととした。
「あなたさあ、ソファで座って歌ってちょうだい。近いほうがよいから」
なんか鼻につくモノの言い方に多少ムッムカッとしながら、“どうせ誰も聴いちゃいない。適当にやるべ”ってな感じに
なっていった。


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Posted by ポンコツ34@那覇 at 23:06│Comments(0)多良間島
 
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