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2007年10月20日

それでも宮古か? 多良間か? たらまー32

「ポンコツ? この畑でねこれからキビ苗を植えるのサー!」
「ここは、おとついかな? 師匠に案内してもらったよ」
「あの機械がキビ植え専用のもの。せっかくだから見てみない?」
夢がキビ植え機械まで俺を連れて行く。でも手をつないだりしない(笑)。
「ここにね、苗を入れるの。で、動き出すとサー、苗が溝に落ちる。それと同時に農薬も撒かれる
から作業が楽になるってパパは言うサー」
なるほどな…、便利な機械が開発されているものだ。
「ほら、二人乗れるようになっているでしょう? 一人が運転だよね。もう一人はこのボックスに苗を補充していくのサー。
でもパパはね、ゆまと一緒のほうが作業がはかどるって(笑)」
今日が二便だったらこの機械を体験できたようだが…。
それでも宮古か? 多良間か? たらまー32
再び車は畑の中を走り、とあるおおきな農機具倉庫に到着した。
「ここが色黒の中年男の畑と倉庫。今呼んでくるサー」
夢が倉庫の裏手に行った。するとすぐに中年男が現れた。
「やあ、ポンコツ君。昨日はどうも! 今ドラゴンフルーツ採ってくるから待っててね」
と言いながら、中年男は植え込みの中へ入っていった。
後を追っていった。すると、緑の葉っぱにはたくさんの果実が実っていた。
ドラゴンフルーツって、こう成るのか…。びっくり!
「初めて見ただろう? どんなイメージだった?」
「りんごのようなイメージですね。枝から釣り下がっているような」
「だよね、これははさみで切るし、木はそんなに背丈が大きくならないから楽だよね」
中年男は、次々と果実を切り落としていく。
「夢? いくつ持っていく?」
夢もやってきた。ふたりで合わせて15個くらい(!)もらったね。
「家に持って帰って冷やして食べればおいしいサー! ポンコツ君、また多良間においで」
色黒の中年男は、次の畑があるようで、軽トラックでどこかへ出かけた。
自分と夢も戻ることにした。
「ポンコツ? パパがね、ポンコツ君に車を貸しなさい! って言ってるの。私をマンションに降ろしたら後は車を自由に使っていいよ」
「畑にまた持っていけばよい?」
「いや、そのまま空港まで乗っていって。空港に鍵を預ければあとでパパが取りに行くから」
「そういうことができるんだ?」
「大丈夫サー! 私はマンションに戻ったら着替えてパパと畑に行くから」
「わかった。じゃあ、遠慮なく借りるよ」
それでも宮古か? 多良間か? たらまー32


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Posted by ポンコツ34@那覇 at 08:56│Comments(0)多良間島
 
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