沖縄にとろける

ただひたすら走り回って、あだんに戻ってきた。
そろそろ衣類の洗濯をしないとな。
ってなわけで、洗濯をしていたらあっという間に夕食の時間だ。
真っ先に食堂へ行ったら、すでにやや若い女性が先客で、食事をしていた。
ジャージ姿で、旅人には一見見えないな。
なんかの研修かなにかで来ているのかな？
いつもの下心全開のポンコツ君なら適当に話しかけるのだが、
今回はあくまで三線の稽古が第一だからな、と言い聞かす。
食事が運ばれてきた。相変わらずのすんごいボリュームだな。
全部食べきるか、おなかもすいているしね。

食べ終わって、自分の部屋へ戻ってウトウトしていたら
予想通り師匠からの着信が鳴った。
「ポンコツ君、何をしているかね？　今みんなでスキヤキ食べてるよ。
高級多良間牛が待っているよ！　早く来なさい！」
サイクリング中の願いが通じたのかな？　さて出かけよう。
とはいえ、もっと早く言ってくれればお腹すかしていたのに…。