2006年03月28日
2006年宮古へ、多良間へ…2
それまで上機嫌だった師匠の顔色が急に変わった。
「ポンコツ君、そうじゃないよ!」

「ポンコツ君、そうじゃないよ!」

「ポンコツ君、二番は♪なーりーやまーんみゃあいすてぃい ではない。♪なりやまーうんみゃあいすてぃ って感じで、〝なり〟は早く唄うんだ。同じように♪すーみやーまーんみゃあいすてぃ も、〝すみ〟は早くだよ。あと、出だしだね。♪サー! なりやまーやー はダメです。これではカラオケです。ほとんどの方がこの唄を誤解している。♪…サー って声楽譜を見なさい。合から四へ上がっています。そこを間違えずに、さあ、もう一回唄いなさい!」
いつしか、稽古の時間になってしまったが、俺には嬉しいこと。
得体の知れない俺に対し、丁寧に理由付けで師匠はアドバイスをくれる。
モネが上達する理由がわかる気がするね。
「豊年の歌はできますか? 唄いなさい」
師匠に言われ、何とか2番まで歌う。読めない発音があって、困っていたのだ。
「何か違ってない?」奥さんが言う。
「全然ダメです(苦笑)」師匠はばっさり!
「ポンコツ君、まず囃子は歌わなくてよい。♪サーサーは唄わなくてよいが、その部分の
はきちんと弾きなさい。打音もきちんと鳴らすように。あと、○(まる)拍子」をきちんとやりなさい。休みところは休むのです」
「わかりました。師匠、〝き〟に○は何と発音するのですか?」
「これは、○×△■と言いなさい…」
奥さんが言う「あなた、内地の人にそんな発音できるわけないでしょう?」
「いや、訓練すれば誰でもできます。訓練するのです!」と、いつしか俺そっちのけで師匠と奥さんが論争(?)を始めた。
「ポンコツ君、こうやるんだ。良く見ていなさい」
師匠は俺の
を手に、「なりやまあやぐ」「豊年の歌」を唄った。
宮古民謡といえば、このブログを見ている多くの方は、国吉源次氏の唄を聞いたことがある方が多いと思う。自分も宮古民謡の練習は、国吉氏のCDを聞いて練習していたのだが、師匠の歌い方、三線プレイは、どうも国吉氏の流派とは少し違うみたいだ。
ただ、言えることは、師匠の教え通りに弾き唄うことが、上達の近道なのだなということ。
いつしか師匠は早弾きで「豊年の歌~我んたが島」をメドレーで唄った。
「ポンコツ君、この2曲はメドレーでやると、気分が良いのサー! 君も覚えなさい。そう、君が鹿児島に
帰るときに、私の歌を録音したテープ
をあげるから、次回ここへ来るときまでに練習してきなさい」
「師匠、ありがとうございます。でも、こんな夜遅くに音
出して大丈夫ですか?」
「ここは沖縄さあ、大丈夫だ。ポンコツ君、君は7月ひまかね? 民謡コンクールがある。それに向けて練習しなさい!」
「はあ?」
「携帯を教えなさい。日程がわかったら電話するから」
この日の師匠とのやりとりを、悪友モネにメールで報告したらモネは
「師匠の弟子に任命されたね! 目出度い! 次回は何時?(笑)」なんて
レスが帰ってきた。
嗚呼、俺は、師匠の弟子に正式になったんだ…。もう
やめられないぞ!
今まで以上に稽古に励もうか…。
多良間島での師匠との再会を含め、今回の宮古・多良間ツアーも自分には
いろいろ思うことも感じたこともたくさんあって、それをつたない文章ですが、ここで書いていきたいと思います。
さて、明日からは宮古島に上陸してからの行動を書いていきます。ご期待ください。
いつしか、稽古の時間になってしまったが、俺には嬉しいこと。
得体の知れない俺に対し、丁寧に理由付けで師匠はアドバイスをくれる。
モネが上達する理由がわかる気がするね。
「豊年の歌はできますか? 唄いなさい」
師匠に言われ、何とか2番まで歌う。読めない発音があって、困っていたのだ。
「何か違ってない?」奥さんが言う。
「全然ダメです(苦笑)」師匠はばっさり!
「ポンコツ君、まず囃子は歌わなくてよい。♪サーサーは唄わなくてよいが、その部分の

「わかりました。師匠、〝き〟に○は何と発音するのですか?」
「これは、○×△■と言いなさい…」
奥さんが言う「あなた、内地の人にそんな発音できるわけないでしょう?」
「いや、訓練すれば誰でもできます。訓練するのです!」と、いつしか俺そっちのけで師匠と奥さんが論争(?)を始めた。

「ポンコツ君、こうやるんだ。良く見ていなさい」
師匠は俺の

宮古民謡といえば、このブログを見ている多くの方は、国吉源次氏の唄を聞いたことがある方が多いと思う。自分も宮古民謡の練習は、国吉氏のCDを聞いて練習していたのだが、師匠の歌い方、三線プレイは、どうも国吉氏の流派とは少し違うみたいだ。
ただ、言えることは、師匠の教え通りに弾き唄うことが、上達の近道なのだなということ。
いつしか師匠は早弾きで「豊年の歌~我んたが島」をメドレーで唄った。
「ポンコツ君、この2曲はメドレーでやると、気分が良いのサー! 君も覚えなさい。そう、君が鹿児島に


「師匠、ありがとうございます。でも、こんな夜遅くに音

「ここは沖縄さあ、大丈夫だ。ポンコツ君、君は7月ひまかね? 民謡コンクールがある。それに向けて練習しなさい!」
「はあ?」
「携帯を教えなさい。日程がわかったら電話するから」
この日の師匠とのやりとりを、悪友モネにメールで報告したらモネは
「師匠の弟子に任命されたね! 目出度い! 次回は何時?(笑)」なんて
レスが帰ってきた。
嗚呼、俺は、師匠の弟子に正式になったんだ…。もう

今まで以上に稽古に励もうか…。
多良間島での師匠との再会を含め、今回の宮古・多良間ツアーも自分には
いろいろ思うことも感じたこともたくさんあって、それをつたない文章ですが、ここで書いていきたいと思います。
さて、明日からは宮古島に上陸してからの行動を書いていきます。ご期待ください。
Posted by ポンコツ34@那覇 at 21:46│Comments(2)
│多良間島
この記事へのコメント
ポンコツさん頑張れ~。
私の友達で沖縄本島に住んでいる人が
たまたま習った三線の先生が宮古の方で・・・。
昨年夏に宮古民謡のコンクール新人賞を受けました。
課題曲「なりやまあやぐ」
無事、合格したと連絡があってすごく嬉しかったです。
私の友達で沖縄本島に住んでいる人が
たまたま習った三線の先生が宮古の方で・・・。
昨年夏に宮古民謡のコンクール新人賞を受けました。
課題曲「なりやまあやぐ」
無事、合格したと連絡があってすごく嬉しかったです。
Posted by まえこ at 2006年03月29日 01:34
まえこさん、いつもコメントありがとう(^^)
自分は、まだ三線友達が誰もいないのですよ(T_T)
悪友以外は。
今年のテーマは、三線持っての出会い作りといったところです。
目標が今はあるから(?)、練習も苦ではないですね。
自分も、まえこさんの友達のように結果が出せれば良いですね。
自分は、まだ三線友達が誰もいないのですよ(T_T)
悪友以外は。
今年のテーマは、三線持っての出会い作りといったところです。
目標が今はあるから(?)、練習も苦ではないですね。
自分も、まえこさんの友達のように結果が出せれば良いですね。
Posted by ポンコツ@鹿児島 at 2006年03月29日 22:26