2006年04月19日
2006年宮古へ、多良間へ…16
「ポンコツ君、あと5分で仕事終わらせるから待っていなさい」
師匠は事務室でパソコンを叩いている。
自分はロビーのソファに座り、島の広報を見ている。
〝そういえば、昔モネが島に居た頃、島の広報に載ったって言っていたな…〟
広報をかたっぱしから捲ってみるが、どこにもそんな記事は無かった。
「ポンコツ君、こんな感じでどうかね?」
師匠がプリントアウトしたチラシを見せてくれた。
案内チラシで【今日はフェリー欠航のため、メガネの出張販売は来週に延期します】との内容だった。
「めがね屋さんが来るはずだったのですか?」
「そうだよ。悪天候でフェリー
は欠航だから仕方ない」
は普通にフライトしたが、波は荒れているようだ。
多良間島へのフェリーは欠航も多く、「当てにならない」とモネは言っていたっけ。
島にはめがね屋がない。島の人はこのような機会でもなければ、めがねを買うこともままならない…、離島の現実をひとつ知った気がする。

「ポンコツ君、お昼ごはんはどうするかね? もう食べたのか?」
「いえ、これからですが…」
Aコープでカップ
買う予定で…、とは言えなかった。(苦笑)
「一緒にお昼食べに行きましょう。天気はどうかね?」
「今はちょっと小雨ですが…」
「ご飯食べて、せっかくポンコツ君来たから、キビ狩りしましょうね」
「仕事は良いのですか?」
「今日はボランティア(で出勤)だよ。キビ狩りしましょう」
師匠は
に
をしているようだ。
「もしもし? 私はね、お友達とごはん食べに行くから、君たちは君たちで食べなさい」
誰に言ってるのかな? その沖縄なまりの言い方が面白く、つい笑ってしまうな。
師匠は公共施設の鍵を閉め、車を用意する。
「自転車は荷台に載せなさい」
去年も世話になった軽トラで一旦師匠の家に向かう。
「僕は今年マンション買いました。自転車はマンションに置いておきましょう」
実際は新しい公共住宅らしいが(笑)、師匠のプライドを逆なでするのはやめよう。(爆)
チャリンコをマンションに置き、それからまた軽トラに乗って市街地を走っていく。
少し走って食堂があったので、入った。
この店は初めてだな。
「ポンコツ君、
と牛丼どっちが食べたい?」
「沖縄に来てるんで、そばで」
師匠がそばを注文してくれた。
待ちの間、「一便で来たのかね?」と聞かれたが意味がわからない。
「一便って何ですかね?」
再度問い返す。
「空港に着いたのいつかね?」
そういう意味だったのか…、午前中の便は一便なんだな?
が運ばれる。師匠はたっぷり島とうがらしをふっている。
自分は軽くとうがらしをふって食べる。ややだしが薄いが、おいしく戴いた。
「師匠、ご馳走様でした
」
「よし、ごはん食べたし、キビ狩りしよう。着替えはあるかね?」
「はい、今回は作業着持って来ました」
「では、2時にパティオに迎えに来ますから、着替えて待っていてください」
師匠の家まで戻り、自分はチャリンコに乗ってパティオに戻った。
地図を見なくても、パティオまで戻れる自分が居て、我ながら地理の把握が早いねとニンマリ。
(ていうか、狭い街だから覚えるのも簡単だがね)

師匠は事務室でパソコンを叩いている。
自分はロビーのソファに座り、島の広報を見ている。
〝そういえば、昔モネが島に居た頃、島の広報に載ったって言っていたな…〟
広報をかたっぱしから捲ってみるが、どこにもそんな記事は無かった。
「ポンコツ君、こんな感じでどうかね?」
師匠がプリントアウトしたチラシを見せてくれた。
案内チラシで【今日はフェリー欠航のため、メガネの出張販売は来週に延期します】との内容だった。
「めがね屋さんが来るはずだったのですか?」
「そうだよ。悪天候でフェリー


多良間島へのフェリーは欠航も多く、「当てにならない」とモネは言っていたっけ。
島にはめがね屋がない。島の人はこのような機会でもなければ、めがねを買うこともままならない…、離島の現実をひとつ知った気がする。

「ポンコツ君、お昼ごはんはどうするかね? もう食べたのか?」
「いえ、これからですが…」
Aコープでカップ

「一緒にお昼食べに行きましょう。天気はどうかね?」
「今はちょっと小雨ですが…」
「ご飯食べて、せっかくポンコツ君来たから、キビ狩りしましょうね」
「仕事は良いのですか?」
「今日はボランティア(で出勤)だよ。キビ狩りしましょう」
師匠は


「もしもし? 私はね、お友達とごはん食べに行くから、君たちは君たちで食べなさい」
誰に言ってるのかな? その沖縄なまりの言い方が面白く、つい笑ってしまうな。

師匠は公共施設の鍵を閉め、車を用意する。
「自転車は荷台に載せなさい」
去年も世話になった軽トラで一旦師匠の家に向かう。
「僕は今年マンション買いました。自転車はマンションに置いておきましょう」
実際は新しい公共住宅らしいが(笑)、師匠のプライドを逆なでするのはやめよう。(爆)
チャリンコをマンションに置き、それからまた軽トラに乗って市街地を走っていく。
少し走って食堂があったので、入った。
この店は初めてだな。
「ポンコツ君、

「沖縄に来てるんで、そばで」
師匠がそばを注文してくれた。
待ちの間、「一便で来たのかね?」と聞かれたが意味がわからない。
「一便って何ですかね?」
再度問い返す。
「空港に着いたのいつかね?」
そういう意味だったのか…、午前中の便は一便なんだな?

自分は軽くとうがらしをふって食べる。ややだしが薄いが、おいしく戴いた。
「師匠、ご馳走様でした

「よし、ごはん食べたし、キビ狩りしよう。着替えはあるかね?」
「はい、今回は作業着持って来ました」
「では、2時にパティオに迎えに来ますから、着替えて待っていてください」
師匠の家まで戻り、自分はチャリンコに乗ってパティオに戻った。
地図を見なくても、パティオまで戻れる自分が居て、我ながら地理の把握が早いねとニンマリ。
(ていうか、狭い街だから覚えるのも簡単だがね)

Posted by ポンコツ34@那覇 at 19:47│Comments(4)
│多良間島
この記事へのコメント
病状は回復状態にあるのかな・・・?
広報に載った、などという話をした覚えはない。
確か、宮古毎日新聞に「公民館祭り」で、島の稽古仲間と
舞台で演奏した時のphotoが掲載された、という事を
言った覚えはあるが。
師匠は、活字になってもいい味が出ている。
今日の石垣は、夕方からスコールであった。
広報に載った、などという話をした覚えはない。
確か、宮古毎日新聞に「公民館祭り」で、島の稽古仲間と
舞台で演奏した時のphotoが掲載された、という事を
言った覚えはあるが。
師匠は、活字になってもいい味が出ている。
今日の石垣は、夕方からスコールであった。
Posted by 元登場人物 at 2006年04月19日 22:48
そうか、宮古新聞だったか?
俺の勘違いだ…。
それなら載っていないはずだ。
右肩はパソコンや運転なら支障はなくなったけど、
痛みは消えない。
三線は怖くて弾いていない…(T_T)
俺の勘違いだ…。
それなら載っていないはずだ。
右肩はパソコンや運転なら支障はなくなったけど、
痛みは消えない。
三線は怖くて弾いていない…(T_T)
Posted by ポンコツ at 2006年04月20日 21:37
ポンコツさん、こんにちは。
ポンコツさんの師匠さん、素敵ですね。
このブログを読んでいたら、師匠さんにお会いしてみたくなってしまいます。
早く肩がなおって、三線の練習を再開できるといいですね!
ポンコツさんの師匠さん、素敵ですね。
このブログを読んでいたら、師匠さんにお会いしてみたくなってしまいます。
早く肩がなおって、三線の練習を再開できるといいですね!
Posted by panakko at 2006年04月21日 13:24
panakkoさん、いつもコメントありがとう。
多良間の師匠ですが、個人情報の観点で実名は出せませんが、
渡嘉敷勝男に似ていると思ってください(笑)。
panakkoさんも、また多良間島へ…。
肩はリハビリの成果が出てきたようです。
いつの日か、自分の唄三線を聴いてもらえる機会を夢見て
早く肩を治し、練習に励みたいものです。
多良間の師匠ですが、個人情報の観点で実名は出せませんが、
渡嘉敷勝男に似ていると思ってください(笑)。
panakkoさんも、また多良間島へ…。
肩はリハビリの成果が出てきたようです。
いつの日か、自分の唄三線を聴いてもらえる機会を夢見て
早く肩を治し、練習に励みたいものです。
Posted by ポンコツ at 2006年04月21日 18:55