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2007年02月04日

2007年は宮古から…6

車に乗り北上する。
数百メートル走ると、右手には人頭税石が見えるね。
この前のツアーでも来たけど、もう一回寄っていくかね。
時間はたっぷりあることだし。
琉球王朝時代、15歳から50歳までの男女に課せられた悪しき制度の
象徴ともいえる石碑である。
身長がこの石碑の高さである143センチを超えると税が課せられた
となっているが、実際は身長ではなく一定の年齢に達すれば一律に税を課すという制度であった。
驚きなのは、江戸時代が終焉し明治時代になってからもこの制度が、既得権を維持したい士族や役人のために存続し続けたことであろう。びっくり!
人頭税との絡みかどうかは知らないが、宮古・八重山地方は明治時代、一時真剣に日本国から切り離すことが検討されていたらしい。
これは、欧米列国が中国大陸に進出していた流れに、日本が危機感を覚え、宮古・八重山地方の割譲と引き換えに清国の貿易特権なり統治権や租借地の獲得を目指していたからであるとのことだ。
もちろん、この割譲話はなくなったからこそ、こうして今があるのであるが。
この時代に、今こうして平和に宮古島を旅していられることが、素直に嬉しいね…。おすまし
2007年は宮古から…6


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Posted by ポンコツ34@那覇 at 09:02│Comments(0)宮古島
 
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