2008年09月13日
多良間経由宮古でコンクールか? たらまー28
しんみりした空気を払うかのように師匠が「これからコンクールのビデオを見て反省会だ」と言って
ビデオカメラをテレビ
に接続した。
スイッチを入れたら画面には最高賞でのゆまちゃんが映し出された。
「けっこうリラックスしてるね? ゆまちゃん
」
「そんなことないサー! ゆまは緊張してたサー!
」
と言ってはいたものの、堂々とした歌いっぷりだね。
この娘は、唄三線
のときはすごく“大人の女”になるのよね。
ふだんの愛くるしさとは全然違う魅力が、ポンコツ君が夢中になる要素でもあるのよね。
「まあ、悪くはないが、やっぱ本番だから物足りない。ゆまの実力はこんなもんじゃないよ、モネ君」
「そうですね。でも今日の最高賞はうまい人とそうじゃない人が分かれてましたね」
「次はポンコツ君の場面を見るか?」
師匠はテープを俺の場面に変えた。
「ポンコツ君、どこが緊張してるの? 堂々としているじゃない?
」
師匠が変に感心している。
が、「師匠、この辺で右手が震えます」
画面では右手がブルブル震えるところを映している。
この震えは尋常じゃない! よくバチを落とさなかったな。
「何? ポンコツ? この手は!
」とモネやゆまちゃんはゲラゲラ笑っている。
師匠も「ポンコツ君、よくこんな器用なことができたね
」と呆れるやらなんやら。
2番になってもフィニッシュが近づいても、そのたびに俺の手はけいれんのように、ブルブル
震えていて、こりゃ観客はみんな心配しただろうな?
またモネやゆまちゃんが笑い転げる。
「いやあ、ポンコツのパフォーマンス最高だよ!
」とモネはゲラゲラ笑っている。
師匠も「もう一回撒き戻そう。こんな手でよく弾けたね
」と笑っている。
映像は再び俺になって、手が震えるたびに3人でゲラゲラ笑い転げる…と言った反省会であった。

「ポンコツ君? この後はどうするかね?」
「モネも来ていることだし、彼を“和おん”に案内したくて」
「そうか? では私も後から行くから先に行っていなさい。私はリリーを寝かしつけないといけない
」
「わかりました」
和おんに電話して「鹿児島のポンコツと言いますが、4つ席を空けておいてください」と告げた。
「ゆまちゃんは和おん行くかい?」
「ゆまはこれから友達のところへ行くサー」
と言っていたが、実はJリーガー・我那覇選手に似ているカレシとデートであろう。
「じゃあ、師匠。モネと先に店に行っていますから」
と言って、ふたりでアパートを出た。
「店はここから近いのかい?」
「そうだね、5,6分で着くかな? なんか俺がモネを宮古で案内するとはな…」
「そうだね。ポンコツも宮古にはまったね」
「40過ぎて俺たちが、宮古でこの場面にいるなんて、高校生のときに想像したかい?」
「全然。それはポンコツが音楽をやり続けてきたからじゃない? ひとつの解答なんだよ」
「解答かあ…」
こういう解答で良かったのかな? ふたりともいわゆる性器いや正規のルートを外れて
生きてきたのよね。だからこそ宮古での時間があるのだな。
これで良かったのだな…と念を押そう。
和おんに着いた。
「こんばんわあ!」
ビデオカメラをテレビ

スイッチを入れたら画面には最高賞でのゆまちゃんが映し出された。
「けっこうリラックスしてるね? ゆまちゃん

「そんなことないサー! ゆまは緊張してたサー!

と言ってはいたものの、堂々とした歌いっぷりだね。
この娘は、唄三線

ふだんの愛くるしさとは全然違う魅力が、ポンコツ君が夢中になる要素でもあるのよね。

「まあ、悪くはないが、やっぱ本番だから物足りない。ゆまの実力はこんなもんじゃないよ、モネ君」
「そうですね。でも今日の最高賞はうまい人とそうじゃない人が分かれてましたね」
「次はポンコツ君の場面を見るか?」
師匠はテープを俺の場面に変えた。
「ポンコツ君、どこが緊張してるの? 堂々としているじゃない?

師匠が変に感心している。
が、「師匠、この辺で右手が震えます」
画面では右手がブルブル震えるところを映している。

この震えは尋常じゃない! よくバチを落とさなかったな。
「何? ポンコツ? この手は!

師匠も「ポンコツ君、よくこんな器用なことができたね

2番になってもフィニッシュが近づいても、そのたびに俺の手はけいれんのように、ブルブル
震えていて、こりゃ観客はみんな心配しただろうな?
またモネやゆまちゃんが笑い転げる。
「いやあ、ポンコツのパフォーマンス最高だよ!

師匠も「もう一回撒き戻そう。こんな手でよく弾けたね

映像は再び俺になって、手が震えるたびに3人でゲラゲラ笑い転げる…と言った反省会であった。

「ポンコツ君? この後はどうするかね?」
「モネも来ていることだし、彼を“和おん”に案内したくて」
「そうか? では私も後から行くから先に行っていなさい。私はリリーを寝かしつけないといけない

「わかりました」
和おんに電話して「鹿児島のポンコツと言いますが、4つ席を空けておいてください」と告げた。
「ゆまちゃんは和おん行くかい?」
「ゆまはこれから友達のところへ行くサー」
と言っていたが、実はJリーガー・我那覇選手に似ているカレシとデートであろう。

「じゃあ、師匠。モネと先に店に行っていますから」
と言って、ふたりでアパートを出た。
「店はここから近いのかい?」
「そうだね、5,6分で着くかな? なんか俺がモネを宮古で案内するとはな…」
「そうだね。ポンコツも宮古にはまったね」
「40過ぎて俺たちが、宮古でこの場面にいるなんて、高校生のときに想像したかい?」
「全然。それはポンコツが音楽をやり続けてきたからじゃない? ひとつの解答なんだよ」
「解答かあ…」
こういう解答で良かったのかな? ふたりともいわゆる性器いや正規のルートを外れて
生きてきたのよね。だからこそ宮古での時間があるのだな。
これで良かったのだな…と念を押そう。
和おんに着いた。
「こんばんわあ!」
Posted by ポンコツ34@那覇 at 08:16│Comments(0)
│宮古島