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2006年06月08日

嗚呼、石垣島…19

午後6時前、ようやくモネの審査の出番になった。モネは俺以外に沖縄に知り合いはいないはずだから、客席はガラガラだろう…と思ったが(笑)、三線研究所のみなさんが応援観戦(?)をしている。
調弦を確かめて、モネの演奏が始まった。
「あやぱー、サー、アフー、みるくん…」ってな感じでモネは歌い、三線を弾く。
何とも言えない不思議な気分だった。
思えば、19年前、高校の体育館のステージで歌っている俺を見ていたモネがいた。
(これで年齢がばれてしまうな)
高校3年になり同じクラスになって「体育館で歌ってた人だよね?」と声をかけられてから、今日まで腐れ縁の状態で俺たちは接してきた。
今までの19年間はモネが俺の姿を見ていた。というか、無理やり俺のライブに来させてもいたが(笑)。
決めた! これからの19年は俺がモネの姿を見ていこうと…。
嗚呼、石垣島…19
1曲歌い終わり、心配された調弦もこなし、モネは暗闇の中で(ほんとに真っ暗な会場だよ)
2曲目を歌い始めた。堂々とした演奏っぷりで、俺は「まず新人賞は受かるだろう、今日は祝杯だ!ビールジョッキ」とひとり考えていた…。
しかし、結果が判明するのは翌日の夜とのことだった。
自分はその時間はもう鹿児島に帰っているから立ち会えないなあ…。ぐすん
演奏が終わったモネはさすがに緊張していたようで、疲れが見えていた。
「ごくろうさん、良く出来てたぞ!」と声をかけ、また数人の民謡を聴いてから、民宿へ戻った。
戻ったときは7時を過ぎていた。

これからの19年は俺がモネの姿を見ていこう…なんて、これを書いたときには思っていたのに、
まさか今、自分が三線片手にライブをするなんて思ってもいなかったなあ。(苦笑)
やっぱり表現者であることを止められないのかな?
今までもずっと、満足のいくライブなんてなかったのに…。
でも、唄うことが好きなのだろうね。
好きだったから、続けてこれたんだね。
「継続」、この言葉ほど重いものはないよ。
口でいうなら誰でも言える。問題はやってみること。
指を痛めることさ…。


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Posted by ポンコツ34@那覇 at 18:10│Comments(0)石垣島
 
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